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12/12トライアルGC大会(延期開催)
2021年11月14日(日)に開催予定だった2021第33回MFJトライアルグランドチャンピオン大会が延期となった。延期日程は2021年12月12日(日)ということだ。
GC大会が開催予定だった11月14日は、延期となった全日本中部大会が開催される日となった。これまで、全日本の延期だけが発表されていて、GC大会については発表がなかったので、自然山サイトでも紹介したとおり、そのまま同日開催になるのか(!)あらためて延期となるのか、開催がなくなってしまうのか、などの心配をされた人がいると思うのだが、ここへきて延期ということで、まずは一安心というか、安心の結末になったような気がする。
もっと早く日程変更の案内をしろよ、とお嘆きの方の声が聞こえてくるような気がするけど、全国規模の大会の開催は想像を超えたたいへんが数多くある。会場の手配はもちろんだけど、GC大会は地方を戦うライダーの祭典だから、そちらのスケジュールとの調整もある。通常スケジュールなら、11月には全国の地方大会はあらかた終わっているのだが、コロナ禍の昨今は11月・12月まで地方選手権がずれ込むこともあるから、そのあたりとの調整もむずかしいところだろう。
現在のところ、日程が発表されただけで、出場資格や申し込み方法などについてはあらためて発表があるということだ。例年の通りだと思っていればおおむねその通りなのだろうが、出場資格の根拠となっている地方選手権などの開催が予定通りになっていないことなどもあって、なにか変更があるのかもしれない。
ともあれ、GC大会で一発昇格を狙っている野望の持ち主の皆さんは、12月に照準を合わせて体調を整えるべし、それまでじっくり腕を磨くべし、ということになるだろう。
2021MFJ_TR_GC●トライアルGC大会とは
1988年から開催されている若手の登竜門とされる大会。シニアクラスやレディースクラスなどもあるが、メインイベントとなるのはGCクラス。参加できるのは各地方で所定の成績をおさめて出場が認められた国内A級、国内B級の選手たち。このGCクラスで上位10名に入ると、国際B級への昇格が認められる。
通常、国際B級になるには、国内B級を1年戦って昇格資格を得て、次の年に国内A級を1年戦って昇格資格を得ることになるが(そんなにスムーズに昇格できる人はごく少ない)、GC大会で昇格をすれば、国内A級を1年戦わずともこの1戦で好成績をあげれば酔い。さらには、トライアル選手権にデビューして国内B級を走って参加資格を得(ポイント獲得等)、その年の終わりにGCで10位以内に入れば、デビュー1年目にして国際B級に昇格できることになる。
過去のGC大会の上位10位(これ以下の結果は不明となっている。データをお持ちの方がいらっしゃったら、整備しようと思います)の結果はこちら。いまだ日本と世界のトップを走る藤波貴久、小川友幸、黒山健一もこの大会の卒業メンバーだ。
一昨年2019年大会では、黒山陣が小学生にして国際B級昇格を果たしたが、2020年大会はコロナ禍で開催中止となっている。2021年大会は、そのリベンジ大会にもなる。