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成田匠がTY-S125Fで全日本に

成田匠、TY-S125F”M”で、
全日本選手権
国際A級スーパークラスに挑戦
「入門用に最適」と定評のあるTY-S125Fが、成田匠のライディングにより、全日本選手権開幕戦(14日/茨城県真壁トライアルランド)の最高峰クラスにデビューする。ご覧のとおり、外観的にはスタンダードの状態にごく近い(ベースマシンはSY125F)。ただし各部にはヤマハの技術的トライが施されている。排気量は170cc(推定)。

外から推察できるのは吸排気系の変更(エキパイに膨張室状のパートが追加され、サイレンサー内部も変更されている思われる。キャブレターは市販品だが、スタンダードとは異なるもの)くらいだが、排気音を聞いただけでわかる元気のよさは、スタンダードとはちょっとちがうぞというすごみを持っていた。
その他、リヤショックは渋谷車と共通のリザーバータンクつき一品ものを装備し、ワークスマシンとしての風格をかもし出す一方、TY-Sのシートがそのまま装着されているなど、成田匠らしいマシンの味つけも生きている。国際A級三塚政幸のSY125F改(150cc)とともに、「入門マシン」の可能性を確認するという点で、注目の一戦となる。成田匠のスタート時間は、午前10時ごろ、ゴールは午後3時前となる。