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田中太一初優勝

初優勝した田中太一
田中太一、黒山健一を破って 初優勝。
全日本選手権第2戦九州大会
熊本県鹿本郡菊鹿町矢谷
矢谷渓谷トライアル場(特設)
3月28日、3年ぶりに会場となった熊本県矢谷渓谷キャンプ場で開催となった全日本選手権第2戦。会場は桜も咲き揃って完全に春の陽気。
小川友幸はまたも腰を痛め、立っているのがやっと。苦戦は避けられない。第1戦2位の渋谷勲は、序盤から減点を少しずつ増やし、自らトップ争いから脱落していった。
序盤から好調なのは田中太一。黒山健一は常に田中に1点ほど遅れていた。いつもならこの戦況でも黒山がベストを発揮し、ライバルが自滅することで勝利をつかんでいたが、今回はちがった。田中が、最後まで崩れず、好調を維持した。
田中太一が、黒山健一と真っ向勝負をして競り勝ったという印象。この勝利で、黒山が圧倒的に強いこれまでの勢力図に変化が生じるのか、興味が持たれる。

優勝した田中太一(左)
2位黒山健一(中央)
3位小川友幸(右)
3位争いは、3ラップ目に6点をマークした小川が、最後まで波に乗り切れなかった渋谷を制した。
ルーキーの争いは、今回は小川毅士が5位。将来への可能性を感じさせた。SY125F改の成田匠は、前回よりもセクション走破に苦労が見られた。今回は取り巻くファンもまばらだった。ファン層にも、地域性があるのかもしれない。
A級は前回の雪辱を果たした本多元治が勝利。B級は川村義仁が2連勝を飾った。B級3位には、上福浦明男がA級から降格して参加。サンデーライダーとして、トライアルを楽しむための選択だという。
●リザルト詳細はMFJサイトへ
http://mfj.or.jp/
全日本選手権第2戦九州大会結果
1位 田中太一 14
2位 黒山健一 21
3位 小川友幸 41
4位 渋谷勲 46
5位 小川毅士 94
6位 成田匠 112
○全日本選手権シリーズポイント
1-黒山健一 37/2-田中太一 35/3-渋谷勲 30/4-小川友幸 28