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コタ、日本上陸
4ストロークのモンテッサ・コタが日本に上陸してきた。一刻も早くと空輸されてきた分で、まだ日本には5〜6台しか入っていないという。
で、その空輸されてきたばかりの元手がかかっている高価で貴重な1台を撮影させてもらった。ご協力いただいたのは静岡のメタルワークス宮嶋さん。まだ箱から出しただけで、エンジンもかけていないというのに、RTLとの音のちがいが知りたくて、お願いしてエンジンかけてもらっちゃった。
ありがとうございます。
コタとRTLは、基本的には同じものなんだけど、並べてみると、ずいぶんちがう。まず、色がちがう。RTLのえんじ色に対して、コタの赤は明るい。サイレンサーも、RTLはつるんとしているけど、コタには彫り物がしてある。排気の出口にはしかけがあって、少し音が小さくなるようになっている。わざわざかけてもらったけど、1台だけ音を聞いたんでは、ほんとに静かになっているのかどうかは判断つかなかった。でも、ずいぶん静かになっているような気はする(もちろん、TY-Sみたいな静けさを想像してはいけないけど)。
リヤフェンダーの裏側には、プラスチック製の補強が入って保安部品を支えている。四角い鉄パイプが入っていた2ストロークのコタに比べるとうんとスマートだ。

まぁ、公道走行がお勧めできるとはいいがたいけど、トライアル場まで自走して走っていって、保安部品をはずしてトライアルして、どひゃーとひっくり返ってリヤフェンダーをぽっきり割ってしまったとする(でも、さわった限りではずいぶん柔らかくて、もしかしたら割れないかもしれないけど)。ふつうなら帰りは困ってしまうところだけど、これはだいじょうぶ。保安部品はフェンダーにではなく補強についている。トライアル場についたら、補強部分だけをそっくりはずせば、万一フェンダーを割ってしまっても、補強をつければ保安部品は無事に機能するし、割れたフェンダーも補強を支えにガムテープで止めれば、平気で帰れる。
ニューモデルのなにいきなりせこい話で恐縮だけど、このリヤフェンダーまわりは、なかなかよくできてます。
宮嶋さんによると、もうそろそろ輸入元の割り当てははけちゃってて、これからは各お店が在庫している分を取り合うことになるんじゃないかということでした。聞けば、はじめての(といってもいいと思います。RTL250Sと比べちゃ、かわいそう)4ストロークマシンに躊躇して、様子を見ている人も多いらしいけど、こりゃいいぞと思っても、今年はたぶん手に入らない。RTL(コタ)作ってる工場が移転するんで、少なくとも今年に限っては追加注文がままならないんだそうです。
さて、みなさんのまわりでは、何台のコタ(RTL)が走り回るのかな?