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川越リバーサイド物語

 埼玉県のほぼ真ん中、上尾市のはずれに、平方ってところがある。ここに10年ほど前から、小さなトライアルパークがある。地主さんにお願いして、年にいくばかの会費をおさめて、近郊の仲間うちに愛されてきたパークだ。
 ここに、この年末、ちょっとしたできごとがあった。地主さんの跡取りがやってきて、パークの閉鎖を含めて、これまでの利用形態を見直したいという提案をされた。小さな小さなパークだし、いつかはこういう日がくるのを覚悟していたトライアル仲間ではあったが、みんなの憩いの場でもあったし、願わくば存続させたい。地主の新井さんと、トライアル仲間との話し合いが始まった。

案内のポスター

 このパークは荒川の河川敷にある。新井さんによると、河川敷でも、トライアル場は雑地という区分になるらしくて、税金も相続税も宅地並なんだそうだ。これまでの、気持ち程度の利用者負担では、とてもまかないきれない。トライアル仲間の求めに応じて、新井さんが算出したのは、会員が50人ほどだった場合で、ひとり1ヶ月3000円だった。
 一同びっくり。これは払えないなぁということになった。これでパークは閉鎖の道をたどると、みんな思った。トライアル仲間の方にも、いまひとつみんなで連絡をとりあうだけの団結体制もできていなかった。
 でも、やっぱりさびしい。トライアルパークは真壁も白井もあるけれど、さいたま市から20分ほどの地の利はかえがたいし、ここでしか会わない友人も多い。それに……。
 このあたり、駐車場を借りたって1ヶ月3000円じゃどうにもならない。もちろん小さくたってパークの敷地は、駐車場の比ではなく広い。スポーツジムに通っても、こんな金額じゃおさまらない。それにここに集まるトライアル仲間は、スポーツジムに熱心に通うのは、ちょっと似合わない。払っただけで有効利用してないジムの会員権なんてのもある。月3000円は、ほんとに高いのか……。

川越えリバーサイドトライアルパークの様子
新井さんの手により整備が続くパーク

 トライアル仲間が月3000円をどう評価したか、たぶんひとりひとり、その価値観はちがうのだろうけれど、みんな、お金を払ってこの小さなトライアルパークを存続させる気になりはじめた。いっぽう、新井さんのほうにも、ちょっと心境の変化があった。閉鎖しちゃおうかとも思ったけど、閉鎖しても、これといって利用するあてのない場所でもある。「どうせやるなら、ちゃんとしたトライアルパークに成長させたいじゃないか」と、新井さんは思った。
 まず、敷地の一部分を雑地であるトライアルパークから農地に戻す作業をおこないながら、新井さんはセクション作りもやってみた。家業は土木業だから、重機を使っての造成はお手のものなのだ。でも、どんなものを作ったらいいのかは、みんなに聞きながらでないと、手も足も出ない。新井さんにすれば、ちょっとくやしい。じゃ、おれもやってみるか、と考えた。

新井さんのトライアル初挑戦
新井さんが、はじめてトライアルをした日。
キルスイッチがOFFになっているのに気がつかず
足が痛くなるまでキックをしました。

「おれ用の、トライアルバイクを見つけてきてくれないかな」
 ある日新井さんは、パークに集うトライアル仲間にお願いした。ほどなくして、新井さんのもとに、TLM260Rがやってきた。新井敬一さん45歳。トライアルパークの地主として、2005年初春に、トライアル仲間となった。
 小さなトライアルパークの地主である新井さんの夢は大きい。設備の整ったスポーツジムとは勝負にはならないけれど、あるいはスポーツジムと同じように、運動不足の現代人たちが、ちょっと汗を流せるような、そんな場所にしたいという。そうそう、新井さんは、いつの間にか、パークの地主の跡取りから、パークのオーナーにして管理人になっていた。世話人と呼べる人はこれまでにもいたけれど、管理人たる職務の人ができたのは、このパークの歴史上、はじめてのことだ。
 年末からお正月にかけて、新井さんにはお休みはなかった。正確には、仕事を休んでトライアルパークの仕事にかかりっきりだった。土地を整備し、ゴミを片づけながら、やって来る人にトライアルパークの変身を説明し、メンバーになることをお願いし続けた。メンバーの名簿でもあれば話は早いのだろうが、連絡先のわからない人が多かったから、現地で待っているしか、接触のチャンスがない。

地主である新井さん
この方が
オーナーの新井さん。
よろしくね。

 同時に新井さんは、ホームページの開設の準備をしたり、パークの名前にも一工夫しようと思っている。一工夫といっても、なに、あるべきものをあるべきようにしようというだけだ。冒頭でも書いたけど、このパークは通称「平方」と呼ばれている。でも、ここは上尾市平方じゃなくて、川越市だった。なぜかメンバーには、上尾や大宮の人は多いけれど、川越の人はほとんどいないという。だからパークの名前を「川越リバーサイドトライアルパーク」にして、川越の人にももっと来てもらおうと思っている。川越に、トライアル愛好者はどれだけいるのか。いなかったら、どんどん誘って、仲間を増やそうと、新井さんは考えている。
 もしかしたら、この小さなトライアルパークは、これから日本のトライアルが動きだす、その出発点になるのかもしれない。「トライアル場はただで走れるもの」という過去の認識も変わっていくべきだけど、それ以上に、新井さんの今後が、ちょっと楽しみである。

川越リバーサイドトライアルパークの場所はこのあたり
マップファンサイトの地図にリンク

東経139度32分31.2/北緯35度55分46.6(Tokyo)
連絡はパーク管理人(新井敬一さん)まで。電話:080-1981-4324

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