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日本のニュース

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チャンピオンの横顔<IB・辻真太郎>

辻の走り

 2005年シーズン、全日本選手権を闘い、チャンピオンとなったライダーたち。
 国際B級チャンピオンとなったのは辻真太郎。B級2年目、まだ15歳の若き才能の開花だった。
 2005年シーズンの国際B級チャンピオン争いはし烈だった。岩手県の高橋由、大阪の辻真太郎。どちらも2004年シーズンに昇格をのがした若手である。といっても、高橋の場合、全日本参戦が8戦中4戦にとどまっていたから、フル参戦すればチャンピオン争いをするだろうことは明らかだった。


  一方辻は、はじめて全日本を転戦し、第3戦までは無得点、第4戦、地元の近畿大会で15位1ポイントをとるや、それから最終戦まできちんと毎戦ポイントを獲得した。ポイントをとれるかどうかわからないルーキーが、最終的にはA級昇格ラインまであと15ポイントまでこぎつけたのだから、中学生の進歩の度合いは著しい。

辻真太郎

 開幕戦、しかし二人の対決は、まだ目立ったものではなかった。高橋の独り舞台で、辻は13位と低迷する。1年前、はじめての全日本も真壁で、そのときは40位だった。なにか理由があるのか、単に苦手意識を持ってしまっているのか、真相はわからない。
 開幕戦に勝利した高橋は、次の九州大会に欠場する。しかし、辻は勝てなかった。年齢にして3倍以上も先輩の川崎亘が勝ちを持っていった。この日、九州大会は予定を変更して2ラップになっていて、それがベテランには有利に働いた。その有利な条件を、最初からきちんと読み切って試合を進めていたあたりが、ベテランのベテランたるところ。辻は2位となったが、この負けがおおいにくやしかった。2位と13位で、ポイントは高橋と並んだが、この時点では小倉昌也が26点、川崎が24点、向井が22点と、まだまだ上がいた。
 続く近畿大会から、辻と高橋のシーソーゲームが始まる。まず、地元近畿で、辻は高橋に敗れ2位となる。2戦続けての敗北だ。そして中国大会で初優勝。ポイント差を高橋と同点に戻した。しかし次の北海道大会で高橋が勝利し、ポイントは再び高橋が3点のアドバンテージ。

菅生での表彰式
優勝しチャンピオンを決めた最終戦にて。
高橋(手前)と森岡(左)に囲まれて

 このままなら順番からいって高橋がリードの状態でシーズンが終わるのだが、シーソーがバランスを崩したのが中部大会。辻は順番通りに勝利したが、高橋が3位に甘んじた。これで辻は、最終戦を前に、わずか2点ながら、貴重なアドバンテージをとったのだった。
 といっても、2点のリードは実質、なんの役にも立たない。高橋に勝たれてしまっては、辻が2位につけようとも、1点差で高橋がチャンピオンだ。タイトル争いは、二人が揃って崩れるというありえない事態の他は、最終戦で勝ったものが制するということになった。
 まだ体格的にも発育途中の辻が、きびきびとセクションを攻めていく。タイトル争いの緊張感などなんのその。高橋が全戦出場していればという想像も楽しいが、7点差でのタイトル獲得は立派なもの。若い世代が、ぐんぐん伸びているのを見るのは、楽しい。
 もちろん辻は、2006年、国際A級クラスに打って出る。

[ミニインタビュー]

菅生での辻

 チャンピオンになってですね、まわりの見る目が少し変わったという実感があります。今、中学生ですけど、学校の先生にも「チャンピオンになったのか!」と言われるし。えへへ。
 2005年は、やっぱり会心の一戦は菅生です。成績だけじゃなくて、走りもよかったんです。これでB級を走るのは最後だから、悔いのないような試合をしたいと思って走りましたから、それがよかったのかもしれません。
 最低なのは真壁ですよ、やっぱり。真壁は、どうしてなのか、だめなんですよ。たぶん、今度のシーズンもだめです。第1戦で13位になって、次の大会で2位になったのは、別にうまくなったからじゃないんです。だって、真壁から九州までって、2週間しかありませんからね。そんなんじゃ、うまくならないですよ。どうにも、苦手なんです、真壁。
 チャンピオンは、今日台上に立ってメダルをもらって、実感を感じてきました。シーズン中は接戦でしたけど、残り2戦くらいで、ひょっとしたらいけるかなという感じにはなってきて、うまく、そのとおりに進みました。
 A級になったら、あくまで目標ですけど、一桁に入りたいです。実際はたいへんなのかもしれませんけど、目標はポイント獲得じゃなくて一桁入賞にします。
 あ、真壁は別。真壁は20位くらいということで、よろしくお願いします。

rank.順 Rider
Machine
Num. 総Point 関東
真壁
九州
矢谷
新潟
中止
近畿
猪名川
中国
HIRO
北海道
わっさむ
中部
キョウセイ
東北
SUGO
順位 順位 順位 順位 順位 順位 順位 順位
得点 小計 得点 小計 得点 小計 得点 小計 得点 小計 得点 小計 得点 小計 得点 小計
1 辻 真太郎 5 114 13 2 2 1 2 1 1
Honda 3 3 17 20 20 17 37 20 57 17 74 20 94 20 114
2 高橋 由 2 107 1 1 2 1 3 3
Scorpa 20 20 20 20 20 40 17 57 20 77 15 92 15 107
3 向井 直樹 10 62 5 5 21 3 6 12 5
GasGas 11 11 11 22 22 22 15 37 10 47 4 51 11 62

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