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藤波貴久の結婚式

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 藤波貴久が秋山直子さんと結婚式を挙げた。
 すでにこのおふたりは1年半も前からちゃんとしたご夫婦なのだけど、世界チャンピオンを獲得するという大目標の前に、いろんな順番が前後して、ようやくこの時期に結婚式をあげられることになったというわけ。
 藤波家、秋山家の親族はもちろん、藤波貴久の世界チャンピオンを陰に表に支え続けてきた人が一堂に会して祝福をした。


 白いタキシード姿で登場した藤波は、これまでに見たこともない緊張感に包まれた表情だった。はじめての世界選手権もてぎ大会や、いよいよ念願の世界チャンピオンをとりにいった大会など、これまで緊張しまくった大会はいくつもあったはずなのに、こればっかりは対処不能らしい。「こんな顔の藤波は見たことがない」という感想は、ライバルのライダーも、ジャーナリストも、マシン開発陣も、みんな共通だったから、ほんとに藤波はいつもとまったくちがう顔つきをしていたのだ。
 愛娘、夢奈ちゃんは、この日は秋山のおじいちゃんおばあちゃんに預けられていた。実は夢奈ちゃんは、男のひとが苦手だ。黒山健一は近寄っただけで大泣きされる。野崎史高は20cmまで接近可能、というのがシーズンを通じてのデータだったが、結婚式の会場においてはデータがなく、不覚に近寄ったところ、距離2mで大泣きされてしまった。夢奈ちゃんは藤波のおじいちゃんのことも苦手。ところがなぜか秋山おじいちゃんにはだっこされている。この件について両方のおばあちゃんに確認をとったところ秋山のおじいちゃんは「少ししてやったりと得意になっている。少しじゃなくて、だいぶ得意になっている」とのこと。一方藤波のおじいちゃんは「少しくやしがっている。少しじゃなくて、だいぶくやしい」とのことだった。
 結婚式の出席者といえば、友人と仕事仲間と親の関係者が多くを占めるのがふつうだが、世界チャンピオンの場合、友人と仕事仲間と親を含めた関係者がみんないっしょこたである。ライダーという職業からくることかもしれないけれど、こんなふうにいろんな世界の人をすべからく惹きつけてしまうパワーが、藤波貴久にはある。それが世界チャンピオン獲得の原動力となっていたと思われるのだが、結婚式でもそれが再認識されたように思う。
 最後のごあいさつでは、さすがに感極まった藤波の目がだいぶ潤んでいたようにも見えたが、2004年日本GPで大泣きした由隆お父さんは、今回は平静を保っていた。でも、娘から妻へ、そして母へと一気に人生の駒を進めた直ちゃんには、結婚式は格別の儀式だったことだろう。そもそも二人の結婚は、藤波が5勝したら……という約束だったのだが、それがなかなか実現しないで待っていたら、一気にタイトル獲得に事態が進んで約束は宙に浮いたままになっていた。藤波の勝ち星は、5勝どころか、今では23勝になっている。
 入籍、日本GPでのパーフェクト勝利、世界チャンピオン獲得、夢奈ちゃんの誕生、文部科学大臣よりのスポーツ功労者顕彰授賞、各方面でのチャンピオン獲得報告、新型マシンの開発、そしてタイトル防衛のためのシーズンと、この2シーズン、藤波貴久は本当に忙しかった。もちろん、今も、チャンピオン奪還に向けて忙しい真っ最中なのだが、入籍から1年半がかりの結婚式を終えて、いよいよ2回目の世界タイトル獲得に向けて新たなスタートを切ることになる。
 当然ながら新婚旅行などはもちろんなくて、12月7日には山ほどのテストとインドアのシーズンが待っているスペインに“帰国”する。
 あらためて、おめでとう! 藤波貴久。おめでとう、直子さん。

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