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ウイダー日本グランプリ2日目カベスタニー優勝



勝利を決めた瞬間のカベスタニー

 ウイダー日本グランプリの第2日目の競技が終わった。
 きょうはきのう3位、そして昨年優勝のアルベルト・カベスタニーが絶好調。難度の高いセクションを次々にクリーンしていき、2ラップ目はあわやオールクリーンという勢いでアダム・ラガを降りきって勝利を飾った。
 2位はアダム・ラガ。ラガも好調をキープしたが、カベスタニーにはかなわず。しかし今シーズン1位と2位以外にないという順調な闘いぶりで、リードを18点に広げている。
 3位は昨日の不調から挽回のドギー・ランプキン。しかしトップ2に肉薄することはできなかった。
 両日ともに4位となったのは藤波貴久。藤波が日本GPで表彰台をのがすのは、これが初めて。アメリカ大会から続く体の不調が充分に回復しないまま日本GPを迎えた結果だった。


 セクションは細かいゲートの設定が変更になった他はきのうと変更はなし。きのうは難セクションだった数々が、一転してクリーンセクションとなってしまったのは、トップライダーの実力と適応能力の高さによるものだ。
 きのうは序盤には好調を守った藤波だったが、今日は朝から疲れが出て本調子ではなかった。それでも12セクションでカベスタニーが5点をとると、その時点でカベスタニーと同点のトップに立った。
 しかしその後13セクション、15セクションと5点となってトップ争いから徐々に離されていく結果となった。
 2ラップを終えて、トップはカベスタニーの12点、続いてラガの13点、ランプキン16点、そして藤波が20点。それに続くは小川友幸の21点! 5位につけるという快挙。
 きのう勝利したトニー・ボウは、1ラップ目26点と大量減点を叩いて小川に次ぐポジション。



今シーズン初勝利の
カベスタニー

 2ラップ目、カベスタニーは9セクション、11セクションでわずかに1点ずつの減点を喫しただけで、その他13のセクションをすべてクリーンするという神業的トライを続ける。
 ラガも負けじと追いすがるが、1点を3つ、2点をひとつ。今日は神業度ではカベスタニーに一歩譲ることになった。
 トップグループの2ラップ目は5点をひとつもとらないまま試合を進めている。ランプキンも藤波も5点はないが、2点の多いランプキン、いくつかの3点がある藤波と、トップからは確実な差をつけられてしまった。
 注目は5位争いだ。1ラップ目は小川友幸とボウが5点差で争っていた5位の座は、結局そのどちらも得ることができなかった。1ラップ目の7位からジャンプアップして小川を破り藤波に続いたのは、黒山健一だった。スコルパSY250Fは、全開アメリカ大会でタデウス・ブラズシアクのライディングによりデビューしたが、セッティング不足と慣熟不足でさんざんな成績。そのお返しを、日本で、黒山がばっちり返した結果となった。





両日ともに2位のラガ、日曜日に3位に入ったランプキン、
そして日曜日に5位の黒山健一、

 土曜日には、スタート順の近かった藤波にぴったりくいついて走り、4ストロークの走らせかたをじっくり勉強させてもらったという黒山だが、この学習が見事に実を結んだようだ。
 小川は終盤にふたつの5点が響いて黒山に3点差。しかしそれでも6位と、自己最高位に迫る好結果を得た。
 1日目優勝のボウはなんと二人の日本人にしてやられて7位と低迷。せっかくのランキング2位もランプキンに逆転される結果となった。
 8位はジェロニ・ファハルド。テープを切ったりの不本意な減点が多かったから、本来ならもっと上位につけているはずという悔いは大きかったようだ。



日曜日6位に入った小川友幸

 9位は田中太一。まだまだ4ストロークマシン勉強中の太一だったが、9位という一桁順位にはまず満足できた模様。もちろん走りの内容的には、まだまだやるべきことが多そうだ。
 モンテッサからスコルパ、そしてベータとマシンのスイッチが相次いだマルク・フレイシャは10位。そのフレイシャに続いて11位に入ったのが野崎史高。スコルパ4ストローク乗りとしては全日本では黒山に一歩遅れていた野崎だが、この日の結果は、4ストローク乗りこなしに向けても大きな自信となったにちがいない。



9位の田中太一

 アメリカで使った4ストロークマシンが輸送上のトラブルで日本に届かずふたたび2ストロークマシンに乗ったタデウス・ブラズシアクは黒山、野崎に敗れての12位となった。
 イタリアに拠点を置いて世界選手権も戦う小川毅士は13位。これまでの日本GPでは15位が一度だけということを考えると大きな成長を見せた。同じくイタリアを拠点とする昨年のジュニアチャンピオン、ジェームス・ダビルのひとつ上のポジションを得たのは大収穫だった。ダビルは14位。土曜日に左手中指にクラックを入れてしまったという渋谷勲が15位に入って、世界選手権ポイントを1点獲得した。



ジュニア選手権に参戦の野本佳章。
しかし意外に手ごわかった。

 ジュニアではダニエル・オリベラスが優勝、ランキングトップのマイケル・ブラウンは両日ともに3位で、ランキング争いは1点差で非常にし烈なものになった。
 このクラスには今回ようやく日本人の参加があった(過去には、西元良太や坂田匠太が参戦したことがある)。しかし試合をまとめて上位に食い込むには、まだまだ課題が多そうだ。野本佳章は日曜日7位で、土曜日8位だった。

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