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黒山健一、ヤマハライダーに
黒山健一が、ヤマハのワークスライダーとなった。これまでもスコルパとヤマハは一蓮托生で全日本を戦い、トライアルマーケットに一石を投じてきたが、今回の契約で、ヤマハにはパスカル・クトゥリエ以来のワークス契約のライダーが現れたことになる。
2007年、黒山は、そのパスカル以来の“ヤマハブランド”の全日本チャンピオン獲得を目指して、新たな挑戦を始める。
2006年、スコルパに移籍1年目、しかも途中、できたてのSY250Fで苦戦、さらには肩の脱臼癖がいよいよひどくなる中で、シーズン5勝をあげて全日本タイトルを獲得した。シーズン序盤の2戦は乗り換えたばかりの2ストロークSY250Rで2連勝、4ストロークのニューマシンに乗り換えて3連敗(しかしすべて2位)したあと、シリーズ終盤を3連勝。終わってみたら、見事な横綱相撲だった。
シーズン終了後の黒山は、すぐに入院して、脱臼癖を改善する手術を受けた。12月にはギプスもとれているが、まだオートバイにのるまでにはなっていないので、現在はトライアルライディングと離れて、イタリア旅行をしたり(世界選手権挑戦以外での海外旅行は初めて)してリフレッシュをはかっている。
またこの時期、サポートすべき兄のいない弟の二郎くんは、めでたく結婚。写真は、二郎くんの練習風景に顔を出した新妻のまみさんと(二郎くんは、自分のトライアル練習はほとんどしていないが、世界のマインダー連中と同じく、走らせればけっこううまい。国際B級のトップクラスの実力を持っているのはまちがいない。ただしライダーとしての精神的な実力は未知数)、背後から新婚の弟夫婦をそっと見守るギプス姿の黒山健一。ピースサインの黒山健一顔写真をクリックして見てみてくださいね。