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ライア・サンツ、ベストスポーツウーマンに
レプソル・モンテッサHRCのメンバーにして7回の世界チャンピオン(女性トライアル世界選手権)のライア・サンツが、先週末「2006年スポーツ界最高のスペイン女性」賞を授与された。これはスポーツ紙の「El Mundo Deportivo(世界のスポーツ)」の企画する賞。
一方「2006年スポーツ界最高のスペイン男性」賞は、FCバルセロナ所属のカルレス・プジョルに授与された。
日本では、女性トライアル世界選手権の評価はまだまだ低いし、そもそも認知もされていないようだが、ヨーロッパでは着実に知名度をあげてきている。日本的にモンテッサチームのメンバーを紹介すると、元世界チャンピオンの藤波貴久とドギー・ランプキンがいて、ライア・サンツは紅一点の存在として紹介されるが、ヨーロッパ的には元世界チャンピオンの藤波とランプキンに対して、現役世界チャンピオンのライア・サンツのほうが大きな扱いを受けることもある。世界選手権という格式に、男女による優劣はないのだ。
日本トライアルの、女性トライアルへと向けの視点がもっと熱くなれば、男女ともに日本人チャンピオンだって夢ではないと思うのだが、歯がゆい限りだが、まずはライア・サンツというトライアルライダーが、世界のトップスポーツウーマンとして認められたことに乾杯。
本日は、ドレス姿のライアと、もう1点、スペインから新着の写真をご紹介します。
こちら、ジョルディ・タレス・ジュニア。7回の世界チャンピオンを父に持ち、ペダルのない特別製の自転車に乗って赤ちゃんの頃からトライアルに親しんできたが、このほど、はじめてモーターサイクルライディングを始めたという写真。
マシンはガスガスTXT50ボーイ。走っているのはタレスの自宅だそうだ。そして、撮影者はジョルディ・タレス。2005年いっぱいでチーム運営からも退いたタレスだが、しっかり親ばかはやっている模様。あと10年もしないうちに、タレス親子はまちがいなく世界選手権の現場に登場してくるだろう。