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世界のニュース

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ラガ2連勝

08スウェーデンラガ

 久しぶりに開催される北欧での世界選手権。スウェーデンGPは8月31日にウデバラ(Uddevalla)で開催された。優勝はアダム・ラガ。2位のトニー・ボウと3位の藤波貴久は僅差だった。
 ラガはこれで2連勝、4勝目をあげて、ランキングトップのボウに9点差まで迫った。しかし世界選手権の残りはわずか2戦だ。
 ジュニアカップはフランスのロリス・グビアンがタイトルに逆転王手。ユースカップは序盤の勢いは衰えたものの、ジャック・チャロナーがタイトルを決定的にした。

08スウェーデン表彰台

 約1ヶ月のインターバルをはさんで、世界選手権終盤戦が始まった。終盤戦3ラウンドの緒戦は、北欧のスウェーデン。会場はウデバラのモトクロスコースが選ばれた。ウデバラはスウェーデンの小さな街で、ヨーテボリの北に位置する。
 雨模様の天気予報を主催者が必要以上におそれたせいで、セクションの難易度はいたってやさしく設定されていた。おかげでこの大会は1点を争う神経戦となり、集中力の勝負となった。セクションは自然の地形を多く利用していて、モトクロスコースの周囲の丘に設定されていた。観客の観戦には便利だった模様。

08スウェーデン藤波
序盤に大活躍の藤波

 好調なスタートを切ったのは藤波貴久だった。8セクションまで一つも減点なし。しかしこの勢いも、11セクションの5点で振り出しに戻り、さらにここをクリーンしていったラガにリードを許してしまうことになった。神経戦を戦う上でのむずかしさだ。
 ボウはいつもの調子とはほど遠い。そこここのポイントで減点を重ねていく。こんな中、ラガのしぶとさが光った。ボウ12点、藤波10点に対して、ラガはたったの7点だった。しかもボウと藤波には、タイムオーバーの1点がこれに加算されることになった。
 驚くべきはドギー・ランプキンだった。泥にまみれた岩は、ドギーのお得意のシチュエーション。トップ3には届かないものの、その他のライダーからは頭一つリードをとって2ラップめに突入した。
 主催者が心配した雨は降らずに、太陽も顔を出した。いよいよ神経戦は輪をかけている。滑りやすかったポイントもグリップを増して、どのライダーも減点を減らしてきた。

08スウェーデンボウ
2ラップめがすごかったボウ

 ボウは2ラップめの10セクションで2回の足付き。これが、2ラップめのボウの減点のすべてだった。2ラップめのクリーン数14、しかしこれでも、勝利には届かなかった。ラガは自分をよくコントロールしていて、2ラップめの減点を3に押さえていた。これでラガの勝利は今シーズン4つ目。チェコ大会に続く2連覇を達成した。
 優勝には届かなかったが、2ラップめの驚異的追い上げで、ボウは藤波をかわして2位表彰台を獲得した。勝てはしなかったが、ランキング争い上はまだトップの位置を堅持している。残るはポルトガルとスペイン。ラガがさらに2連勝して、ボウがどちらも3位に落ちれば、タイトルは再びラガのものとなる。しかしこのシーズン、3位も4位もあるラガに対して、ボウは2位以下に落ちたことがない。

08スウェーデンドギー
08スウェーデンジェロニ
08スウェーデンフレイシャ
左から、4位ランプキン、5位ファハルド、6位フレイシャ

 4位には、藤波に9点差、ジェロニ・ファハルドに5点差でランプキンがはいった。6位にはマルク・フレイシャがはいり、本来ならトップ3に切り込んでいくはずのアルベルト・カベスタニーは7位に沈んでいる。これでランキングでは、カベスタニーとランプキン、ファハルドが1点差の中にひしめき合う混戦となった。
 今回、世界選手権クラスに参加のライダーは14名。北欧という地の利の悪さ(ヨーロッパ諸国から見て、だけど)などが参加者の少なさに現れている。
 ジュニアクラスでは、フランスのロリス・グビアンがイギリスのアレックス・ウイグを打ち破り今シーズン5勝目。勝てないときに4位にまでドロップしたことが2度あるのが気になるが、残り2戦にして14ポイント差は、よほどのことがない限りタイトル獲得ほぼ確定といったところだ。グビアンが21点、ウイグが25点に対し、3位のアルフレッド・ゴメスは43点だから、その力量の差がうかがえる。当日の結果では、当初マテオ・グラッタローラが3位と発表されたが、その後ゴメスが3位に訂正された。
 ユースクラスは、ゲームが終わった。イギリスのジャック・チャロナーは計算上この大会でユースクラスチャンピオンを決定した。ジュニアクラスとユースクラスは有効ポイント制でタイトルを決するから、この大会で2連勝を達成したアレクサンドレ・フェラーが残り2戦を連覇しても、トータルポイントは21点しか加算できず、チャロナーとの28点差はくつがれらないのだった。
RESULTS

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 計+TP 合計 C
1 Adam Raga
GasGas SPA
0 0 0 0 0 0 1 0 3 2 0 0 1 0 0 7+0 10 23
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 3+0
2 Toni Bou
Montesa SPA
0 0 0 0 0 0 2 1 2 1 3 0 1 0 2 12+1 15 22
0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2+0
3 藤波 貴久
Montesa JPN
0 0 0 0 0 0 0 0 3 1 5 0 1 0 0 10+1 16 22
0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 2 0 0 5+0
L1+L2+T/O C
4 Dougie Lampkin Be GBR 17+8+0 25 18
5 Jeroni Fajardo Be SPA 21+9+0 30 15
6 Marc Freixa Ga SPA 35+16+0 51 13
7 Albert Cabestany Sh SPA 37+29+0 66 10
8 Michael Brown Be GBR 38+30+0 68 7
9 James Dabill Mo GBR 39+30+16 85 10
10 Daniel Oliveras Sh SPA 40+53+0 93 4
11 Henri Himmanen Be FIN 60+53+0 113 4
12 Martin Kroustek Be CZE 62+54+0 116 2

FIMジュニアチャンピオンシップ

L1+L2+T/O C
1 Loris Gubian Sh FRA 13+9+0 21 20
2 Alex Wigg Mo GBR 19+6+0 25 18
3 Alfredo Gomez Mo SPA 18+25+0 43 11
4 Matteo Grattarola Sh ITA 21+24+0 45 11
5 Ross Danby Ga GBR 27+25+0 52 10
6 Emil Gyllenhammar Ga SWE 33+25+0 58 7
7 David Millan Sh SPA 29+31+0 60 5
8 Fredrik Johansson Be SWE 37+24+0 61 6
9 Mardon Moi Be NOR 26+37+0 63 8
10 Adam Thiger Ga SWE 36+32+0 68 5
11 Laia Sanz Mo SPA 48+30+0 78 3
12 Jan Peters Be GER 50+56+0 106 0
13 Henrik Christiansen Mo SWE 62+53+0 115 2
14 Ewoud Lalkens Ga NED 63+56+0 119 1
Sam Haslam Sh GBR
Mika Kivela Ga FIN
Martin Hemmer Be NOR

FIMユースカップ125cc

L1+L2+T/O C
1 Alexandre Ferrer Sh FRA 4+4+0 8 23
2 Adrian Pastoriza Ga SPA 8+4+0 12 20
3 Jack Challoner Be GBR 8+11+0 19 24
4 Francesc Moret Ga SPA 15+7+0 22 21
5 Benoit Dagnicourt Be FRA 12+11+0 23 18
6 Pere Borrellas Ga SPA 10+16+0 26 18
7 Pau Botella Ga SPA 14+13+0 27 14
8 Janathan Richardson Sh GBR 10+18+0 28 19
9 Simone Staltari Ga ITA 13+17+0 30 14
10 Jake Whitaker HM NZE 16+15+0 31 18
11 Hakon Pedersen Sh NOR 18+18+0 36 12
12 Maxime Warenghien Sh BEL 23+14+0 37 14
13 Luca Cotone Sh ITA 26+13+0 39 18
14 Marc Horrach Ga SPA 18+22+0 40 13
15 Francesc Ciurana Be SPA 18+23+0 41 15
16 Jesper Johansson Be SWE 25+16+0 41 10
17 Jonathan Walker Sh GBR 24+26+0 50 9

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