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女子TDNはイギリスが快勝
2015トライアル・デ・ナシオン女子の部は、9月19日土曜日に、スペインのタラゴナで開催された。
優勝はイギリス、2位にドイツ、3位スペイン。イギリスは昨年に続き2連勝。ドイツは昨年の3位からひとつポジションを上げている。
イギリスは、世界チャンピオン、エマ・ブリストと世界ランク2位、クック・レベッカ、世界ランク3位ドンナ・フォックスを擁している。男子のスペインチームのような強力なチームぶりだ。
しかしそのイギリスも、楽勝というわけにはいかなかった。ドイツが1ラップ目にはイギリスに1点差と迫っていた。かつて、イリス・クラマーがエースだった頃のドイツは強かったが、強いライダーがいなくなると、チームが強さを維持するのはむずかしい。ライア・サンツがトライアルから巣立ったスペインチームもそのひとつ。今年はサンドラ・ゴメスも欠いて、フランスとの表彰台争いに苦戦する。
2ラップ目、ここでイギリスが本領を発揮した。ドイツが減点を増やしていくのを尻目に、イギリスは快調。最後はドイツをぶっちぎって勝利をおさめた。
ドイツは2ラップ目の乱調で、最後は3位スペインにたったの2点差。きわどい2位表彰台となった。2位ドイツから4位フランスまでは3点差。TDN、世界選手権、そして女子キャンプといったFIMの女子トライアルライダー育成は見事に功を奏して、女子のレベルは世界的に上がっている。
さて、日曜日はいよいよ男子TDNが開催される。
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