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スペイン選手権はラガ
11月9日、スペインの国内選手権が終了した。
世界選手権ではトニー・ボウが圧勝ともいえる強さでタイトルを獲得したが、強豪が出そろうスペイン選手権では、ボウは最終戦に勝利したものの、タイトルはアダム・ラガのものとなった。
今シーズンのスペイン選手権は、下見なし、厳しい持ち時間のコントロール、短い持ち時間、同じセクションを2回ずつ走ってコースの周回は1周で終えるという、世界選手権や日本の選手権からすると変則的なシステムを組んで開催されていた。これが影響したのかどうか、ボウはこのシーズン、今回を含めて勝利はふたつ。4回の2位と3位1回で前年に続いてランキング2位となった。
世界選手権でも2位以下に落ちたことがないボウが、国内選手権では3位に転落することもあるというコントラストは興味深い。ただしこの試合、1ラップめにラガに1点をリードしたボウは、2ラップめにラガの半分のスコアをマークして、世界選手権を彷彿させる圧勝ペースで試合を進めた。
これで、スペインでもシリーズ戦がすべて終了。次はいよいよ、1月から始まる2009年のインドア世界選手権の開幕となる。