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ベルティゴのファハルド、誕生
ベルティゴが、11月16日、ジェロニ・ファハルドとの契約を発表した。2015世界No.2のアダム・ラガのTRS移籍に続いて、世界No.3のライダーの移籍が続いた。今年のストーブリーグは、いつになく熱い。
ベルティゴのプレスリリースによると、契約はまず2年だが、延長の可能性を含んでの契約だという。
ベルティゴのライダーとしては、イギリスのジェイムス・ダビルとフランチェスク・モレットがすでに契約しているが、ファハルドはこれに加わって世界を戦うほか、2015年に続いてさらに戦闘力を増すべき開発業務にも参画する。ファハルドの参加でベルティゴの開発レベルはさらに世界トップのものに昇華していくはずだ。
ファハルドの最初の世界戦デビューは1月9日、Xトライアルのイギリス大会となるが、ベルティゴとファハルドの契約のニュースは、開催中のミラノショーにて発表されている。ミラノショーは、ちょうど1年前、ベルティゴが初めてその姿を世界に披露した会場だ。その同じ舞台で、今度はファハルドとの契約ニュースが発表されたわけだ。
ベルティゴと契約にサインをしたファハルドは、こんなふうに感想を語っている。
「この2年間、いやそれ以上になるかもしれないが、ベルティゴの開発はけっこう身近で観察していた。その中で、チームもバイクも、驚くべき進化を続けていた。短期間でこれだけの成長を残す活力を見て、ライダーとしてのワタシもまた新たなモチベーションを与えられることになった。ワタシのレーシングキャリアにおいても、この出会いは新しいステップの始まりとなるはずだ。
最初にするべきは、私にとって新しいマシンであるベルティゴに慣れることになる。私にマッチするようなセットアップを目指すのが私の仕事だ。ジェイムスとチームがおこなっている仕事を見ているので、それは困難なことではないと確信しているし、スムーズに仕事が進むと信じている」
チームの、そしてベルティゴ・ブランドの偉大な大使であるドギー・ランプキンのコメントはこちら。
「ジェロニがベルティゴ二運んできた新しい流れは歓迎すべきものです。ジェロニ・ファハルドというライダーは、私の長年知るところであり、素晴らしきライダーであると同時に素晴らしい人物であることも承知しています。ジェロニが我々の有力なライダーであるジェイムス・ダビルとともに、お互いに刺激をしあってより良い結果をつくりあげていくことを楽しみにしています」
ジェロニ・ファハルドとベルティゴの契約と、2016年モデルのベルティゴ・コンバットは、11月17日から始まるミラノショーにて世界に向けて発信されることになる。