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TRSの最終プロトが出荷される
ジョルディ・タレスのニュートライアルマシンTRSの、最初の1台がバルセロナのデイラーの元に届けられたというニュースが届いた。
世界中のユーザーにマシンを届けるに先がけて、TRS拠点ともほど近い、バルセロナの特別なデイラーを選んでマシンを届け、いよいよ本格的な量産に際しての意見を求めるのだという。
TRSのオフィシャルライダーであるアダム・ラガは、2015年の世界選手権シーズン終了と同時にTRSに乗り換え、人車ともに来るシーズンが楽しみな仕上がり具合を見せている。しかしTRSでは、ラガのテストやラガ専用車の評価とは別に、一般ユーザーに向けての最終評価をあおぎたいらしい。
第1号が届けられたのは「NON STOP」。ハイメ・ブストのヘルメットに大きくそのロゴが認められるデイラーだが、NON STOPのオスカル・アロンソは、かつてはモンテッサでマインダー業務をやっていて、チャンピオンを目指す藤波貴久とチームを組んでいたこともあった。
TRSでは、デイラーを通じて集められたユーザーの評価は、確実に生産者へとフィードバックすることを約束するとともに、この生産前のデリバリーについてはNON STOPのみではなく、スペインのその他の大手デイラー、そして向こう3週間の間には、アメリカ、カナダ、オーストラリア、そして日本へと守備範囲を広げておこなっていくということだ。
