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電動バイクがコルシカを
5月24、25日、フランスのコルシカ島で開催された世界選手権、ゲスト参加ではあるが、電動トライアルバイクのEM5.7が走っていた。
ゲスト参加なので、公式結果には記録が残っていないものの、そこそこの好スコアをマークしての2日間だったようだ。
ライダーはフランス人のバスティアン・イエット。エレクトリック・モョーションのEM開発ライダーとして、また選手権での実戦ライダーとして活躍中。いま、世界で最も電動トライアルバイクの操縦に長けたライダーであることはまちがいない。
イエットはゲスト(賞典外)として125ccクラスに参戦した。この大会で、正規に125ccに参加したのは6名。大会にどうこうしたEM社によると、イエットの成績は125ccクラスで5位相当というから、125ccクラスのライダーをふたり上回ったスコアをマークしたことになる。
125ccのリザルトをよく見ると、トップの選手はぶっちぎりで、2位から4位までが僅差ではないが実力的には同じような感じ。5位と6位が少し離れている。イエットは4位と5位の間に入ったわけで、もし参加者が30人もいたら、ポイントをとれるかどうかぎりぎりの、10位から20位くらいに入る実力を持っていたと思われる。
今回、125ccテストにゲスト参戦しているのはテストということで、テストでデータを収集した後、来シーズンはさらにおもしろいことが期待される。電動バイクが、いよいよ世界選手権に正式エントリーということになるのか! 楽しみなことになっている。