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世界のニュース

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2014氏川政哉

氏川政哉、世界チャンピオンに

2014氏川政哉

 自転車トライアルの世界大会が8月1日から3日までポーランドで開催された。主催は世界の自転車競技全般を司るUCI。この大会で氏川政哉がベンジャミンクラスで優勝。UCIの競技では、藤波貴久時代以来の日本人世界チャンピオン、現行ルールでUCIが世界選手権を開催してからは初めてのチャンピオン誕生となった。氏川政哉は、藤波貴久の姉の次男で、貴久の甥となる。

 UCIとは国際自転車競技連合(Union Cycliste Internationale)。世界中の、あらゆる自転車スポーツは、そのほとんどがUCIの傘下となっているが、いっぽう、トライアルの世界ではこれとは別に、BIU(BikeTrial International Union・国際バイクトライアル連盟)が長くトライアル競技を運営していて、多くのバイクトライアル・パイロット、トライアルライダーを輩出している。
 BIUのトライアルは、ペダルとガードの接地を減点としない。対してUCIのトライアルでは、それも1点減点の対象となる。一説には、このルールの採用をめぐって、BIUはUCIと袂を分かったと言われている。
 今回の大会は16歳以下の大会で、ワールド・ユース・ゲームと銘打たれている。2歳ごとの年齢別に、プッシン、ベンジャミン、ミニメット、カデットとガールスクラスの5クラスが組まれている。
 BIUの世界選手権は夏休みに2戦から3戦のシリーズ戦が組まれるが、UCIは1戦のみ。BIU世界選手権に参戦するには1ヶ月の遠征が必要になるが、UCIへの遠征は1戦のみになるから参戦は楽だ。ただし一発勝負になるから、ミスが許されない。
 BIU大会ではラインの指示やサポートなどができるが、UCIではこれも禁止されている。つまり競技中にトライアルに有能なサポートをつける意味がないので、サポートも容易ということになる(ただし、落ちるポイントなどでは助けることもできずに落ちていく)。
 BIUのトライアルは自然セクションを使って作られるが、ICUではすべて人工セクションとなる。コース移動はないに等しく、観戦するも容易だ。

2014氏川政哉

 氏川は昨年、BIUの世界選手権に参戦し、ランキング2位となっている。チャンピオンはチャーリー・ロールスくんというイギリス人。開幕戦のスペイン大会では氏川がオールクリーンで優勝しロールスが2位。第2戦のチェコではロールスが優勝して、氏川が2位となった。ポイントは同点。ルールで、直近の大会で上位だった者が上位となるので、ロールスがチャンピオンとなったという経緯がある。
 氏川はこれがたいへんくやしかった。おじさんの藤波貴久に追いつき追い越すためには、ランキング2位で甘んじていてはいけない。氏川はオートバイに乗りたくてしょうがないのだが、心残りなくオートバイに乗るためには、今年、ぜがひでもチャンピオンとならなければいけない。
 去年のライバルのロールスは、実は氏川よりひとつ年が大きい。自転車トライアルのクラス分けは年齢別だが、UCIではこれを2歳刻みとしているから、育ち盛りにひとつ上のライバルと同じ土俵で戦うハンディは宿命として存在する。1年経って、ロールスくんは一つ上のミニメットクラスに参戦する。ライバルがいなくなって楽勝かというと、去年ランキング3位だったアダム・モアウッドという選手がいた。
 大会は、土曜日に予選をおこない、勝ち残った12名で決勝を戦う。今回は氏川のほか、4クラスに7名が日本から参加した。
 予選では、氏川はオールクリーン。他にスペインのトニー・ギレンがオールクリーンを達成したが、競技時間が短い氏川が予選1位となった。モアウッドは減点1で予選3位。これは予選だから、決勝でいい走りをすれば、ここでの結果はさして問題にはならないはずだった。
 ベンジャミンクラスでは、予選は6セクションを2ラップ、12セクションを走って、全32人中、オールクリーンがふたり、一桁減点が6人、決勝進出ボーダーラインが30点。9人が50点以上で、オール5点が4人いる。もう一人の日本人の池田力は7位、10点で予選を通過した。7人の日本人では、5人が予選を通過している。
 決勝は同じく6セクション2ラップ。同じセクションで、逆順でトライする。セクション難度はずいぶん上がった。ちなみにUCIでは、セクションのトライ順は自由になっている。第1から順にトライしてもいいし、第6から始めてもいいし、どんな順番でもいい。
 氏川とモアウッドはクリーン連発でトライを続けていく。最初に減点したのが氏川だった。第5セクションで1点。これで今年も世界タイトルは夢となったかと思われた一瞬だった。このセクション、ラインは2本あった。1本はまっすぐ。1本は低いところを迂回気味に上がっていくラインだ。氏川は、自ら難度の高いまっすぐのラインを選んだ。迂回ラインは、テープを踏んだりガードやペダルがかかったり、減点されるリスクがあるという判断だった。そして難度の高いラインで1点を失った。実はこのセクション、迂回ラインで氏川が心配するような減点をとられた選手はいなかった。氏川のいさぎよさが裏目に出た結果だ。
 2ラップ目。不思議なことが起こった。第4セクションに氏川がいざトライしようとしたときに、オブザーバー氏が突然ゲートマーカーを動かしはじめ、セクションがむずかしくなった。このセクション、モアウッドはすでにクリーンでトライを終えている。同行の日本人チームのメンバーが抗議をし、しばしの協議の末、オブザーバーの勝手な行動だったということで、ゲートマーカーは元に戻った。オブザーバー氏は、オールクリーン勝負でつまんないから、と言い訳をしていたようだが、それならせめて2ラップ目の最初からやってくれればいいものを、まるで不公平な行動をよくやらかしたものだ。
 こんな騒動にも動じず、氏川はこのセクションをクリーン。その後もクリーンを続けていく。しかし1ラップ目に1点を失っているから、モアウッドがこのままクリーンを続ければ、勝利のチャンスはない。試合終盤、モアウッドは第1セクションを残していた。氏川はここは楽々クリーンしていた。しかしモアウッドにとっては、1ラップ目のこのセクションは、いささか課題が残ったセクションだった。クリーンはしていたものの、間一髪のクリーンだった。2ラップ目、モアウッドはここで1点をついてセクションを走破した。1点をついても氏川と同点、という計算があったのかもしれないし、クリーン狙いで5点になったらさらに痛手が大きいと考えたのかもしれなかった。結果、氏川とモアウッドが同点となった。
 氏川は、4セクションの騒動で15分ほどを失っている。持ち時間もぎりぎり。1時間半の決勝持ち時間の、残り時間はたった2分ほどだった。ここでタイムオーバーをしてしまえば負けが決まる。最後のセクションは、アウトするなりゴールまで突っ走って、オンタイムでゴールができた。
 それでも、モアウッドよりは試合時間が長いのは明らかだった。同点の場合に、土曜日同様に試合時間の短いほうが勝利となると、モアウッドが勝利する。するとリザルトが発表された。決勝で同点の場合は、予選での上位が上位となるという決定だった。氏川の、世界チャンピオン決定だった。

2014氏川政哉

 兄の湧雅は、2012年にBIUのベンジャミンクラスのチャンピオンとなっている。政哉も、この後オートバイに乗り換える予定という。オートバイへの乗り換えの条件が、身長150cm以上になることと、自転車で世界チャンピオンになることだった。もし今年世界チャンピオンになれなかったら、来年また自転車に乗って世界選手権に出なければいけないところだった。身長は現在147cm、あと3cm大きくなるまでに、全日本選手権でチャンピオンを獲得する予定の氏川政哉だ。
 チャンピオン獲得のコメントは次の通り。
「やった、これで自転車トライアルは終わりや。おれは天才や」
 と言うはずやと、おじいちゃん藤波由隆氏は話してくれた。

●UCI・ワールド・ユース・ゲーム

2014氏川政哉上位3名の全クラスの表彰

結果
プッシン
1 Marti Yelamos Spain 18
2 Nil Benitez Spain 21
3 Hugo Serieys France 24
11 Shinya Hirohata Japan 52
ベンジャミン
1 Seiya Ujikawa Japan 1
2 Adam Morewood UK 1
3 Toni Guillen Spain 9
8 Riki Ikeda Japan 33
ガールス(決勝は8名)
1 Nina Reichenbach Germany 3
2 Larena Hees Germany 11
3 Carla Caballe Spain 16.5
ミニメット
1 Alejandro Montalvo Spain 4
2 Vallon FrançOis France 6
3 Romain Leonard Belgium 14
8 Kenta Abe Japan 33
19 Tsuyoshi Toyosawa Japan (39)
カデット
1 Vallee Nicolas France 7
2 Cardona Noah France 23
3 Sebastien Ruiz Spain 25
8 Jin Izumisawa Japan 35
17 Tomu Shiozaki Japan (42)

大人クラス(UCI MTB & Trials World Championships)は9月4日・5日にノルウェーのLillehammerで開催される。

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