© トライアル自然山通信 All rights reserved.
オリツィオとチスパ
スペインのチスパからプレスリリースが届いた。チスパが、専属ライダーを得たというお知らせ。そのライダーは、イタリア人のみケーレ・オリツィオだった。
残念ながら、世界選手権への参戦ではなく、イタリア選手権への参戦になるというが、チスパがメジャー選手権に参戦する、第一号となる。
オリツィオの戦いとともに、マシンのポテンシャルの証明という点でも、このパッケージは注目だ。
*一部改訂
オリツィオは、スコルパに乗ってイタリア選手権や世界選手権に参戦していた。
イタリアには何人かの著名ライダーがいるが、オリツィオは、そんな中では世界選手権への参戦頻度が高いライダーだった。そしてイタリア人の中では、ポイントを獲得することも比較的多いライダーだ。
去年あたりは、イタリアの世界選手権トップランカーはダニエレ・マウリノのその地位をキープしているが、オリツィオはふらりと世界選手権イタリア大会に現れたかと思うと、イタリア人最上位のポジションを得たりする。まじめに世界選手権挑戦を続ければ、中堅ライダーとしてのポジションは得られるのではないかと思えるのだが、どうもイタリア人にはそういうメンタリティはないようだ。
さてオリツィオとチスパ。イタリア選手権でどんな戦いを見せるか。グラタローラやレンツィ(世界選手権では完走することも珍しいが、イタリアではいまだトップを守るひとり)、マウリノやイオリタ、あるいはボシスを相手に、まずは表彰台に乗ることができれば、人車ともにそのポテンシャルをとりあえず実証することになるのではないだろうか。
と、このことを伝えるチスパからのリリースは「イタリアのミケーレ・オリツィオがイタリアのチスパインポーターとの契約で、イタリア選手権に参戦が決まった」と、それだけの簡潔明瞭のちょっと物足りない内容。イタリアのチスパインポーターは、実はスコルパのインポーターでもある。つまりオリツィオは、インポーターからの指示で、マシンをスコルパからチスパにスイッチしたということのようだ。チスパは、情報を流すとき、内容なしで写真だけを送ってくることが多い会社みたい、どうも。

KLX230用スキッドプレートとトレッキングシートで「トレッキング戦闘力」アップ!
ぱわあくらふとより、KAWASAKI KLX230の戦闘力を上げる「Rikizoh スキッドプレート」と、足つき性を良くする「Rikizoh…