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TDNはスペインとドイツ
2014トライアル・デ・ナシオン(TDN)は、9月14日アンドラ公国で開催された。予定通り、スペインが勝利。世界ランキングの1位から4位までが代表選手として参加しているのだから、これで勝てなければおかしい。
インターナショナルクラス(いわゆるBクラス)はドイツが勝利した。
18セクション2ラップの戦いで、スペインの減点は11点。2位のイギリスは93点という大差だった。イギリスの代表はジェイムス・ダビル(ランキング6位)、マイケル・ブラウン(11位)、アレックス・ウイグ(12位)、ジャック・シェパード(13位)と、こちらも全員世界選手権ランカー。しかし、世界選手権ランカーで代表選手がそろうのは、この2カ国しかない。
3位となったフランスはアレッシャンドレ・フェレールとロリス・グビアンがランキング8位と18位の世界ランカーで、残り二人はワールドカップに参戦中のライダーだ。この布陣で減点は104点。イタリアは現役世界選手権ランカーが一人、休業中が一人、二人がワールドカップライダーで参戦で、減点は150点だった。1位と2位は顔ぶれからして当然の結果のような気がするので、TDNでは3位に入るのがイタリアかフランスか、あるいはそれ以外のどこかか、という興味が焦点になる。
日本のトップチームが参戦できなくなって久しいが、日本人ライダーの世界ランキングは5位、15位、16位、17位となっている。しかも3人はたった2戦に出場しただけでのこの成績だから、もし参加していれば、どのくらいの成績が望めるかがわかる。
世界選手権クラスで走れない国が参戦しているインターナショナルクラスは、ドイツ33点、スウェーデン40点、アメリカ53点と、こちらはそれなりに接戦となった。こちらはワールドカップクラスのトップライダーが代表選手となっているから、これもなかなかレベルの高い戦いとなっている。