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SSDTがはじまってた

SSDT2009

 すいまん。イギリスはスコットランドの荒野では、恒例のSSDTが始まっていました。SSDTは月曜日から土曜日までの6日間にわたって開催。すでに、月曜日とか曜日のリザルトが発表されています。
 遅ればせながら、今年もSSDTのご報告をはじめます。
 SSDT報告は毎年させてもらっておりますが、ときどき現地に取材にいってるのだと勘違いしてくれる方がいらっしゃいます。すいません。SSDTが発表しているリザルトを見て、周辺情報を想像しながら解説しているだけです。まちがいなどをご指摘いただくことも多々あります。今年も、まちがった解説してたら、どうぞご指摘ください。

 さてさて、現在のところトップは、当然というかなんというか、ドギー・ランプキン。月曜日も火曜日も減点0。ドギーは現役時代は世界選手権への影響を考えて、SSDTの参加は見合わせていたが、ベータに乗り換えた2008年からはふたたびSSDTにも参加するようになった。そして2008年はもちろん勝利。野次馬の興味としては、今年はオールクリーンで6日間を走り切れるかどうか。2008年は水曜日までオールクリーンだった。
 ドギーさんに続くは、イアン・オースターミュール。月曜日、火曜日と減点2で合計4点。両日ともに2位で1日をまとめてます。
 月曜日には、この人に続いて3点が二人いた。サム・ハスラムとジェイムス・ランプキン。ハスラムはジュニアカップにも出場している若手で、しかしポルトガル大会には出場していなかった。ジュニアカップのトップライダーでもあるんだけど、SSDTに焦点を当てた、ということなのかもしれない。イギリス人にとって、やっぱりSSDTはいまだ特別な存在です。
 ジェイムスは、知る人ぞ知るというか、長くドギーのマインダーを務めていたドギーのいとこ。イギリス国内ではトップライダーでもあるけど、ことSSDTになると、がぜん本領を発揮する。注目です。
 サムもジェイムスも火曜日に7点と8点をとってしまって、2日間を終えて4位と6位につけていますが、ドギーさんがオールクリーンなんかしているから7点も、みたいな書き方をしちゃうけど、SSDTを見た人、特に走ったことがある人にとって、SSDTを1日10点未満で帰ってくるなんてのは、神様か仏様以外にはありえないといいます。1日30セクションで、きついコースを走って、へろへろになった状態でとてつもなく滑るセクションにトライするのだから、基本的なライディングテクニックはもちろん、その精神力たるや、みなさんすさまじいものがあるわけです。
 4点と4点、合計8点で3位につけるのはダン・ソープ。世界選手権にも参戦したことがあるけど、どうしても歯が立たずでした。お父さんもSSDTのトップライダーで、マルコム・ラスメルあたりと同年代に活躍したイギリスの、というか世界のトップライダーでした。イギリスには、こんな二世ライダーがたくさんいます。
 6点と4点で5位に、サム・ロッドゲートさんというのがいます。2位のイアンさんと同じく、ちょっと耳慣れない名前。無名ライダーというと失礼だけど、世界的に知らない名前でも、SSDTでは大活躍するというのが、毎年の恒例でもあります。
 月曜日は4点だったのに、火曜日に10点取ってしまって7位につけるのがアレックス・ウイグ。ご存知、ジュニアカップでランキングトップをいく世界級ライダー。たぶんここまでの6人のうち、ジュニアカップを走らせたらウイグに勝てるのはドギーさんくらいのもんだけど、SSDTのむずかしさは、また別のものがあるってことです。
 9位にジョン・シャートさん。これ、本人かな。まだ走っているのかな。近藤博志さんとか加藤文博さん、黒山一郎さんらと同世代の往年の名ライダーです。もしかしたら、同名の息子だったりして?
 10位に、スコットランドのトップライダー、ギャリー・マクドナルド。11位に、世界選手権セニアクラスを走るマイケル・ブラウン。12位にユースクラスで2連勝をあげたジョナサン・リチャードソン。ジョナサンも、二世ライダーということです。13位にジェイムス・ダビル。有名どころがずらりと並びました。
 15位にダン・ヘミングウェイ、20位にベン・ヘミングウェイ。彼らもトップライダーを父に持つ二世で、ベンはデ・ナシオンのイギリス代表にもなったトップライダー。ダンもイギリスではトップライダーだけど、世界選手権を走るほどではなく、ベンのマインダーをやってました。SSDTではふたりともライダーで、立場逆転ってところがおもしろい。こんなことは、SSDTではよくあることです。もちろん、へたくそがうまい人に勝つ、ということではなくて、ふたりともSSDT的には神様の領域なんですが。
 23位にシャウン・モリス、25位にジェイムス・フライ、26位にジャック・チャロナー。そして30位にハリー・ランプキン。ハリーはドギーの弟。トライアルはイマイチなんで別の道に進んだというハリーだけど、SSDTを走らせたら、まだまだ日本人の誰よりもうまいかもしれない。イギリス人とSSDTの組み合わせには、つくづく脱帽するしかない。
 38点と37点で72位に、ナイジェル・バーケットさんがいた。もう50歳に近いくらいじゃないだろうか。熱心なヤマハファンで、ヤマハ・スコルパ登場以前は、ヤマハエンジンを積んだ自作のマシンで参加をしていた。今は肩の荷が下りたという感じでスコルパを走らせてます。ヤマハとSSDTというのはなかなか特別な関係があって、数年前はSSDTのスポンサードをヤマハがやってたこともあったし、TY250R、スコルパ125F、スコルパ250Fは、いずれもプロトタイプがSSDTでデビューしています。その関係は、この先も続くものかどうか、さて?
 79位にミケー・ボシ。イタリア人。トップトライアルチームの事実上ボスで、ダビルやブラウンら、数々のチャンピオンを育ててもいる。もともとライダーだったんだけど、イマイチ目が出なくて現在に至ってます。
 この直後、85位にクック・ベッキー。世界ランキング2位となった女子ライダー。さすがにうまい。
 リザルトはずーっとめくって、123位にエンマ・ブリストウ、140位にドンナ・フォックス。世界選手権でトップ5くらいに入る女子ライダーたち。今年もがんばってます。イギリスの女子は、SSDTをさらりと走る実力を持っているから、世界選手権に出てきても、独特の強さを発揮する。
 さてさて、さらにリザルトをずーっとめくって、253位にスズキ・リキヘイさん、255位に辻正義さん。1日目の減点が117点と121点、2日目が185点と186点。ほとんど仲良し。辻さんは「エントリーしたら受理してもらえたから、飛行機代も安くなったしとりあえずいってくるわ」とお気楽な感じで出かけていかれたそうです。SSDTはけっしてお気軽イベントではないけれど、肩の力を抜いた参戦ポリシーも、それはそれですばらしい。
 鈴木さんは静岡のでめきんトライアルクラブのメンバー。今回が初参加です。
 と、火曜日までは、こんな感じでした。

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