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連覇に向かうライア・サンツ
世界選手権(ジュニアクラス)に唯一参戦し続けている女子選手、ライア・サンツが、女子世界選手権連覇に向けて動き始めた。
まずライアが出場したのは、5月17日ヨーロッパ選手権開幕戦。ポーランドでの開催だった。これにライアは快勝して、女子女王としての2009年シーズン、まず手堅いスタートを切った。
ポーランドでのヨーロッパ選手権開幕戦のあったその日、イギリスでは、ジュニアクラスもある世界選手権イギリスラウンドが開催されていた。ライアは世界選手権のジュニアカップにも参戦を続けてきていたが、2009年は開幕戦のアイルランドで負傷して(負傷の度合いは大きなものではなかったという)、以後欠場を続けている。
この大会2位となったのは2008年世界ランキング2位のレベッカ・クック(イギリス・今年からシェルコに乗り換えた)で、3位が2007年世界チャンピオンのイリス・クラマー(ドイツ・スコルパ)。4位に同じくドイツのロシータ・イオッタが入り、5位にサンドラ・ゴメス(スペイン・ガスガス)が入った。5位のゴメスは、ジュニアクラスに参戦するアルフレッド・ゴメスの妹になる。
女子ヨーロッパ選手権では、ライア・サンツは2002年以降連覇を続けている。今年のヨーロッパ選手権は、このあと7月19日イタリア大会と、7月25日チェコ大会が予定されている。
年々し烈になるジュニアカップをお休みして女子大会に挑んだライアは「今日はマシンも自分自身のコンセントレーションもいいコンディションでトライアルができた。幸先のいいスタートを切ったが、シーズン中にはまだまだなにがあるかわからない」と気を引き締めている。