2023年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
  1. 2017お勉強会
  2. リザルト関東
  3. トライアル・デ・ナシオン
  4. イベント(大会)
  5. イベント(大会)
  6. イベント(大会)
  7. リザルト中国
  8. TRJ / MFJ
  9. イベント(大会)
  10. MFJトライアル
  11. リザルト関東
  12. イベント(大会)
  13. MFJ
  14. リザルト中国
  15. リザルト関東
  16. イベント(大会)
  17. イベント(大会)
  18. イベント(大会)
  19. イベント(大会)
  20. イベント(大会)
  21. リザルト中部
  22. 2017TDN
  23. トライアル・デ・ナシオン
  24. リザルト関東
  25. リザルト中国
  26. リザルト中国
  27. イベント(大会)
  28. イベントリザルト
  29. リザルト中国
  30. リザルト中国
  31. TRJ / MFJ
  32. イベント(その他)

世界のニュース

© トライアル自然山通信 All rights reserved.

トライアルGP発進、最初の勝利はやはりボウ

世界選手権開幕戦、2017年はスペインから始まった。そして今年は、プロモーターとしてスポーツ7が大会を運営する、その初年度になる。そしてその最初の戦いは、やっぱりトニー・ボウが勝利したのだった。

17スペインのボウ

プロモーターの変化は、まずライダーのウェアを変えた。これまで、世界選手権は伝統的に胸ゼッケンをまとっていた。スポンサーロゴが隠れてしまうとか、ゼッケンが安っぽいとか(毎回使い捨てなんで、安くつくってくれるところを探してやってるんでしょう)いろいろ言われていたゼッケンだけど、それが文化なのかと思っていたけど、親方が変わって、あっさり消えることになった。代わりに、ウェアにもカッパにもジャケットにも、ゼッケンを必ずプリントするのが義務になった。ゼッケンのプリントされたウェアを持っていない場合は、ゼッケンの入ったシールを(主催者から購入して)貼るべしということになっている。

そして、そのゼッケンそのものも変わっている。これまでのゼッケンは、GPクラスは前年のランキング順に与えられ、ワイルドカードライダーはその都度適当にゼッケンを与えられていた。だから、この11年間はボウがずっとゼッケン1番をつけていて、2番はずっとラガがつけている。これが、お望みなら、ライダーが好きな番号を選べるということになった。そのかわり、1番から20番までは自分のランキングの番号しか選べない(藤波は、当初自分がゼッケン1番をつけようとして、ボウに23番がいいよと勧めていたらしい。残念だった)。

そんな藤波の助言を無視して、ボウは#1を選んだ。ランキング2番のラガは#67。世界選手権で6勝(インドア4勝、アウトドア2勝)、スペイン選手権で7勝しているから、6と7の組み合わせなんだそうだ。藤波は、悩んだ末に、ランキング通りの#3を選んだ。ランキング5番が定位置になっていたところから、せっかく3番に返り咲いたところだったから。

17スペイン表彰台

ランキング4番のカベスタニーは#37。世界選手権に初めて出たときのゼッケンだか、初めてポイントを獲得したときのゼッケン、だそうだ。ファハルドの#47は4と7が好きだからという理由だそう。ランキング5番のファハルドに#4と#7を選ぶ権利はないから#47になったらしい。

ブストの#69は不明。ニッキー・ヘイデンにあこがれているということではなく「あいつはそういうやつです(某先輩)」とのこと。ホルヘ・カサレスの#33は、2013年ジュニア(今のトライアル2)でチャンピオンをとったときのゼッケンだという。#34ジャック・プライスも、去年トライアル2でチャンピオンをとったときのゼッケンだ。

トライアルの場合、MOTO GPとかとちがって、ゼッケンはそんなに目立たない。だから思い入れのある番号を背負っていても、そんなに影響はないような気もするんだけど、2017年の目新しい一面となった。

参加人数にも定員が設けられた。トップクラスのトライアルGPは20人に限定されたので、各国のワイルドカードでの参加希望者はごく少数になる(といいつつ、日本GPでは21名のエントリーになった。なにかてちがいがあったのだろうけど、そんなもんだ)。

大きな変化は、予選ができたことだ。大会前日に専用セクションを一つつくって(大会に使うものをベースにしてもいいようだ)そこを走る。クラスごとにゲートが置かれてもいい。いつもと同じように採点をする一方(もちろんノーストップルールだ)、インからアウトまでのタイムを計測して、クリーンしてタイムの速い者が予選1位となる。この予選、下位ライダーとしては、一発逆転でトップグループと走るチャンスもつくれるのだが、トップライダーがちょっと失敗して5点になると、ポツンと先頭グループでスタートしなければいけないリスクも生じる。それが規則だといわれれば反論のしようがないが、トップグループをまとめて見たい観客側からすると、ちょっと困ったシステムかもしれない。

17スペインのラガ

スタート順は、この予選結果に準じて決まるのだが、これまでのスタートは、最終スタートが11時ちょうどと決まっていたのが、今年からは第1スタートが9時ちょうどになった。特に大きな変化はないが、考え方がまるきり変わったということだ。

そして、これまで1ラップ目が終わったら、そのまま2ラップ目に突入していたのが、20分間のインターバルが置かれることになった。インターバルというか、2ラップ目のスタート時間が1ラップ目同様に指定されるということになる。1ラップ目にタイムオーバーがあったら、その分だけ20分間の休憩時間が減っていくということだ。

そうそう、重大な変更があった。これまでトライアルといえば、ライガーがここにパンチカードを持って、このカードが採点のイノチだった。ところが2017年からは、オブザーバーが入力用の電子端末を持っていて、これで入力したものがメインとなった。パンチカードは今まで通り持ってはいるが、電気機器の不測のトラブルの際のバックアップということだ。電子機器で採点が入力されることで、各セクションの減点は瞬時に本部に届けられ、全世界に情報が発信される。なんとも近代的だ。

反面、パンチと端末は別々に入力されるから、そっちとこっちでちがう数字が入った場合、ライダーは自分の減点を確認するのがたいへんになる。事実、スペイン大会ではパンチカードを頼りにしていた藤波やチャーリー・デマシューは藤波の4位を確信していたのだが、電子端末によると5位になっていた。電子端末の入力にまちがいがないかどうかを確認するのもライダーの責務となると、ちょっと荷が重くなりそうだ。

17スペインのカベスタニー

そんなこんなの大変革。しかし開幕戦の結果は、多少の波乱はあったものの、だいたい順当な結果が出た。予選で大失敗したカベスタニーは、しかし本番の1ラップ目に絶好調。2ラップ目に20点も減点を増やして優勝争いから脱落するも、開幕戦堂々3位表彰台だ。

優勝はボウ、2位ラガという結果は順当すぎる順当なものだが、1位と2位は約10点差、2位と3位の差は約30点。そして3位からさらに約10点差で4位がファハルド。ファハルドと1点差でくやしい藤波、さらにここ数年、ちょっと元気がなさげに見えるカサレスが6位で、表彰台を目指さなければいけないブストが7位という結果だった。

トライアル2チャンピオンのジャック・プライスがライバルだったアルナウ・ファルレとともにこのクラスに昇格してきて、まずは開幕戦はプライス13位、ファルレ16位となっている。

https://www.shizenyama.com/wp-content/uploads/2017/06/17_r1__q.pdf

https://www.shizenyama.com/wp-content/uploads/2017/06/17_r1_GP.pdf

https://www.shizenyama.com/wp-content/uploads/2017/06/17_r1_TR2.pdf

https://www.shizenyama.com/wp-content/uploads/2017/06/17_r1_125.pdf

関連記事

6/4全日本第3戦もてぎ大会

全日本選手権第3戦は世界選手権が開催されたばかりのモビリティリゾートもてぎでの開催。今週末の6月4日開催です。 (さらに&helli…

自然山通信5月号電子版できてます

たいへん遅くなりましたが、自然山通信5月号、電子版がご用意できました。 5月はゴールデンウィークなどありましたが(そのせいでこんなこと…

自然山通信5月号発売中

2023年自然山通信5月号の発売中!世界選手権も全日本シリーズもはじまり、もてぎの世界選手権日本大会「2023 Hertz FIMトライアル…

2023高田島庭先コンペティション

5月5日、高田島庭先コンペティションを開催しました。今回が4回目の開催になるみたいです。 1回目は伝説の大雨でした。1ラップ目で力尽き…

2023年全日本選手権独自集計ランキング

2023年全日本選手権ポイントランキングです。MFJ正式ではなく、自然山通信独自集計です。 各ラウンドの数字はポイントではなく順位です…

2023全日本選手権第2戦<リザルト>

2023全日本選手権第1戦熊本・山鹿大会リザルト ●2023年4月23日 ●熊本県山鹿市矢谷渓谷キャンプ場 天候:晴れ 観客…

4/23 全日本選手権第2戦熊本・山鹿大会

次の戦いは4月23日の九州だ。 4月2日、キョウセイドライバーランドで開幕した全日本選手権。3週間を置いて第2戦は九州熊本県山鹿市での…

【2023トライアルバイクテストデイ】いよいよ今週末!

【2023トライアルバイクテストデイ】今週末の開催です! 4月16日、関東トライアル場のメッカ、茨城県桜川市『真壁トライアルランド』で、【…

2017お勉強会

2023年高田島お勉強会

2010年から続けていて、まずまず好評をいただいたお勉強会・体験会のお知らせです。限定10名様。 福島県双葉郡川内村で…

電子版自然山通信2023年4月号

毎年春が早くなり、あったかくなって、温暖化が進んでいるのかなぁと思う今日この頃ですが、4月号電子版をご用意しました。 フューエルインジ…

ページ上部へ戻る