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女子TDNはイギリス
かねてより世界のトップを争っていた女子イギリスチームだが、いまや第一世代の女子チームは全員一線を退いた。しかしそれでもイギリスは明らかに世界トップのポジションを守っていて、そしてスペインやドイツと渡り合い、再び勝利を得た。スペインとは、わずか1点差の勝利だった。
2位はスペイン。3位はドイツ。スペインは、圧倒的クィーン(というより、女子キングと呼んだ方がお似合い)のライア・サンツを擁すも、二人目三人目の養成という点で、まだイギリスにはかなわない。しかしライア一人におんぶにだっこだった数年前のスペインチームとちがって、今はちゃんとチームとして機能している。ライアがいなくても、表彰台を狙えるチームくらいまでには成長しているはずだ。
なおTNDの前日、金曜日におこなわれた女子世界選手権最終戦では、ライア・サンツの優勝は当然として、2位にクック・レベッカが入り、イリス・クラマーとのランキング2位争いに勝利して決着した。この最終戦には34名の参加があり、2000年の女子TDNから10年を経て、女子トライアルも一大勢力に成長した印象。日本は、この輪の中に入っていない。