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1日目優勝のファハルド

日本GP、1日目。ファハルド見事なり、自身2勝目

2018年日本GP。決勝1日目、土曜日が暑いくらいの晴天のもと、おこなわれた。優勝したのはジェロニ・ファハルド。2009年アンドラ大会での初優勝以来、9年ぶりの2勝目を挙げた。2位はアダム・ラガ、3位はまだ傷の癒えない藤波貴久が入った。トニー・ボウが4位、ハイメ・ブストが5位に入っている。

1日目の表彰式

ファハルドは、きのうの予選でただ一人5点をとってしまい、一番スタートとなってしまった。ただし、ボウも1点減点があり、先頭集団はにぎやか。黒山健一、小川友幸、野崎史高らもボウに続き、さらに藤波もこのグループの直後に属している。

ブストは第3,ボウは第4で5点を取るなど、意外な乱調で始まった今回の日本GP。ファハルドは快調にクリーンを重ねていく。クリーン合戦はファハルド、ラガ、そして藤波によって争われたが、最初に脱落したのがラガ。第7セクションで5点。藤波は第10セクションまでクリーンを重ねる。肩の負傷はまだ完全には癒えていなくて、藤波曰く、70パーセントくらいの回復だという。数日前まで力が入らずに絶望的だった開幕戦よりは状況は改善していたが、表彰台獲得は無理と半ばあきらめての参戦だった。しかしそんな逆境に反して調子がよい藤波だった。

3位表彰台に上がった藤波貴久

1ラップ目、藤波の5点は最終セクションのみ。ラップ減点は8点だった。しかしファハルドは、その最終セクションもクリーン。ここは昨年に続いて難攻不落で、2ラップを通じてクリーンしたのはファハルドのみ。2ラップ目の最後の最後にアルベルト・カベスタニーが2点で抜けただけで、他はみんながみんな5点だった。これで、ファハルドの1ラップ目は15セクションすべてをクリーンしてしまったことになる。2位の藤波に8点差、ボウ、ラガとは18点差で、1ラップ目にしてなかなかの大差をつけた。

ジェロニ・ファハルドが1日目を勝利。

2ラップ目、ラガが猛追撃を開始する。ファハルドは第7で1点、第11で5点を取るも、まずまずのペースで2ラップ目を進めている。これなら勝利もかたそうだが、しかしファハルドには、最終セクションまでトップを維持しながら、最後の最後に5点を取って藤波に逆転優勝された苦い思い出がある。最後の最後まで油断はできない。

アダム・ラガは2位。

藤波は、第5で5点、第13で5点と、1ラップ目より減点が増えている。対してラガはオールクリーンを続けていて、藤波の2位の座があやうくなってきた。ラガの本領発揮は第13セクション。1ラップ目のラガはここを5点、藤波は1点で抜けていたが、2ラップ目の藤波は5点となった。1ラップ目、ここをクリーンしているのはファハルドだけ。2ラップ目はボウ、ブスト、カベスタニー、ホルヘ・カサレスと走破するライダーも増えてきたが、2ラップ目もクリーンしたのはファハルドだけとなりそうな気配となってきたところで、ラガがばっちりクリーン。これで2位争いは、ラガが5点のリード、がぜんラガが優位な感じになってきた。

そして最終セクション。1ラップ目にファハルドがクリーンしているとはいえ、超難関にはちがいない。2ラップ目は、結局ファハルド、ラガを含むほとんどが5点。しかし2ラップ目にオールクリーンを続けているラガに対しても10点以上の点差で最終セクションに到着したファハルドは、すでに勝利を決めていた。ファハルド、猛烈にうれしい2勝目達成の瞬間だった。

2位争いは、藤波、ラガともに5点となって、これで2位争いはラガの勝利で決着。しかし藤波はボウに2点差で3位表彰台を獲得。肩の負傷を抱えながらも、素晴らしい決着を見た。

最終セクションでは、カベスタニーが意地の2点で抜けてみせるも、カサレスとの6位争いには2点差で敗して7位となって、日本GPは幕を下ろした。

1日目9位の黒山健一

日本勢は、黒山が9位、小川が14位、野崎が最下位の15位。

もてぎ1日目、藤波貴久3位の表彰式

18-R2-GP

エマ・ブリスト。ウーマンGP優勝。

日本初開催となった女子トライアルGPは、序盤の出遅れを取り戻したチャンピオン、エマ・ブリストがダブルスコア以上の大差をつけて勝利。2ラップ目第5セクションまでトップをキープしたサンドラ・ゴメスが2位、3位はベルタ・アベランが昨年に続き開幕戦表彰台。西村亜弥は厳しいセクションに最下位の13位となった。そんな中では、2ラップ目、トップ選手でも減点が出た最終セクションをクリーンしたのが光っていた。

GPクラスを走った西村亜弥

18-R2-D1-TGPW

トライアル2は、1点をめぐる優勝争いの末、トビー・マーチンが勝利。1点差で開幕戦に勝利したマテオ・グラタローラ、グラタローラと同点でダン・ピースが3位となっている。

日本勢は小川毅士が31点、10位で最上位、1点差で柴田暁が11位。柴田に54点差で19位となった斎藤晶夫が日本勢3位、以下、吉良祐哉、藤原慎也、久岡孝二、岡村将敏、砂田真彦、平田貴裕となり、ブービー賞に山中悟史が入った。山中以外はみなIASばかりだから、今回の山中は得るものも多かったにちがいない。

18-R2-D1-T2

女子トライアル2では、アレックス・ブランカティが16点で優勝、小玉絵里加は第2セクションで負傷してリタイヤ。重大な負傷ではないらしいが、早く処置をしたほうがよいということで大阪まで戻り、日曜日は残念ながら不出場となる。

寺田智恵子は第1セクションをクリーンするなど、大活躍といってよかったが、結果は予定通りに最下位となった。小玉がリタイヤしたのは残念だったが、まずは日本女子の世界に対するレベル差が見えてきたというところだ。

18-R2-D1-T2W

125はマーチン・リオボが7点で勝利。2位9点の接戦だった。上位はなかなか接戦で、5位が13点、10位が24点、12位が34点という減点の取り具合。日本の磯谷郁は88点で14位、宮里陽斗は109点で16位。ブービー賞のアンドリュー・エレイをはさんで、台湾からの陳マオが131点で最下位の18位となった。

18-R2-D1-T125

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