© トライアル自然山通信 All rights reserved.
ベールを脱いだ010シェルコ
3代目のシェルコとして登場する2010年型。さらなる軽量化が伝えられているが、ミラノショーでベールを脱いだのはこんなフォルムだった。
写真は125ccだが、80ccのようにさえ見える。これが250ccでも、ほんの少しシリンダーが大きいだけだから、そのコンパクトさは特筆ものといえよう。
もともとシェルコは、当時一番の軽量マシンとして登場した。その後画期的パワーユニットを持つガスガスの登場で最軽量マシンの座は譲ることになったが、これでまた世界最軽量マシンとして君臨することになる。
Photo:Alifredi Pupi (Thanks!)
シェルコをつくっているのは、タレスの時代にガスガス野設計をやっていたパチャウ博士だ。この人、なかなかの天才肌の人で、圧倒的にコンパクト(当時、だけど)なエンジンを設計した。さらにサイレンサーなどに独自のアイデアを盛り込んできたのは既報の通り。そのパチャウ博士とは、こんな人。ニコニコ顔の人だけど、実は頑固。といっても、英語をまるでしゃべらないので、なにを考えているかは実はあんまりよくわからない。トライアル界で活躍する人の例にもれず、トライアルマシンに乗せるとけっこう上手に走ります。
このパチャウ博士が手がけた21世紀マシンの第三世代は、主にフレームまわりの進化となった。イタリアからの情報なので、一部未確認情報だが、エアボックスが情報に移動されて、その分ガソリンタンクが後方に移動していると伝わってきた。重量配分の見直しと、サイレンサーの形状変更(なにかしかけがありそうだ)によるスペース確保による変化と思われる。
さらにラジエターが軽量小型化されていて、全体的にはこれまでよりも2kgの軽量化が実現している(既報では3.5kgの軽量化と書いたが、今度は2kgと伝えられた。2kg以上3.5kg未満の軽量化ということでご理解ください)。
並んでいるのは、手前から1.25,2.5(2.9?)、3.4 4Tで、ラインナップはこれまでと変わらないものと思われる。

KLX230用スキッドプレートとトレッキングシートで「トレッキング戦闘力」アップ!
ぱわあくらふとより、KAWASAKI KLX230の戦闘力を上げる「Rikizoh スキッドプレート」と、足つき性を良くする「Rikizoh…