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2019年のシェフィールドインドア

1月6日、2019年最初の国際大会が開催された。イギリス、シェフィールドでの伝統のインドアトライアル。世界選手権ではないが、2019年の幕開けだ。

シェフィールドは、イギリスのヨークシャーの大都市。毎年、1月のお正月(向こうにはお正月という概念はないが)のこの時期にインドア大会を開催している。

シェフィールドから真西に50kmほどいくと、ビートルズの故郷であるリバプールに着くが、西ではなく北に同じくらいいくと、シルスデンという小さな町がある。ここが、ドギー・ランプキンをはじめとする、イギリスのトライアルライダーの多くにとって、聖地ともいえるところだ。

ドギーはアウトドアで7回、インドアで5回、合わせて12回の世界チャンピオンだが、父親のマーチン(故人)も世界チャンピオン。SSDTに関してはドギーが12回、マーチンが3回、マーチンの兄弟のアランとアーサーが1回ずつ、ランプキン家で17回のSSDT制覇記録がある。日本とちがって、イギリス人にとってのトライアルは相撲やゴルフみたいなもんだから、ランプキン一家を生んだシルスデンは聖地扱いにもなり、その近隣の大都市シルスデンのインドアトライアルもまた、イギリスの一大イベントとして続けられている。その名も、ザ・マーチン・ランプキン・トライアルと銘打たれている。2016年に亡くなったマーチンは世界チャンピオンであるばかりでなく、ドギーの育ての親として、またシェフィールド大会のセクションコーディネーターとして、イギリストライアルの発見に大きな痕跡を残している。

ごめんなさい。ランプキン家については本題ではありませんでした。そういうわけで、シルスデンのインドアトライアル。

以前は世界選手権に1戦に組み込まれていたけれど、世界選手権となると権利関係やらも働くし、世界選手権のしくみに合わせなければいけない、などなどで、世界選手権とはのれんをわけてシェフィールド独自の運営が続けられている。たとえばXトライアルではアンダーガードの接地は厳格に減点(1点)となるが、シェフィールドでは昔ながらにフリーとなっている。

Screenshot of www.trialworld.es

出場したのは8名。トニー・ボウ、ハイメ・ブスト、アダム・ラガ、ジェイムス・ダビル、ホルヘ・カサレス、ジャック・プライス、トビィ・マーチン、ジャック・ピース(2018年アウトドアのランキング順)。ボウ=モンテッサ、ブスト=ガスガス、ラガ=TRRS、ダビル=ベータ、カサレス=ヴェルティゴ、プライス=ベータの6名のマシンは昨年同様だが、TR2出身のふたり、マーチンはベータ、ピースはシェルコに乗り換えている。

紹介した二つのWEBサイトは、イギリスのトライアルマガジンの写真ギャラリーはイギリス人が中心だし、スペインのトライアルワールドが紹介している動画はボウとラガの一騎打ちばかりで、2位となったブストのものがないけれど、シェフィールドの雰囲気を見ることはできる。

12月初めにツインリンクもてぎで肋骨を追ったトニー・ボウも、ここでは実力発揮で走っているように見える。まだ痛みとかはあるにしても、負傷後1ヶ月弱を経過して、勝負に勝利するについては問題がなさそうだ。

世界選手権のXトライアル開幕戦は1月20日、ハンガリーの首都ブタペストで開催される。Xトライアルの出場者は9名。

ノミネートライダーは5名で、トニー・ボウ、アダム・ラガ、ハイメ・ブスト、ブノア・ビンカス(2019年からベータに乗り換えている)、ミケル・ジェラベルト(シェルコ)。

ブタペスト大会のワイルドカードはジェロニ・ファハルド(ガスガス)、ジェイムス・ダビル(ベータ)、藤波貴久(モンテッサ)、ホルヘ・カサレス(ヴェルティゴ)の4名となっている。

Screenshot of www.trialmaguk.com

ちなみに今回の結果は、以下の通りだった。

トニー・ボウ モンテッサ 8
ハイメ・ブスト ガスガス 14
アダム・ラガ TRRS 16
ジェイムス・ダビル ベータ 17
ホルヘ・カサレス ヴェルティゴ 20
トビィ・マーチン ベータ 21
ジャック・ピース シェルコ 23
ジャック・プライス ガスガス 24

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