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2019年のFIMスケジュール(改訂版)
2019年の世界選手権スケジュールがあらためて発表になっている。通常、前年のうちに発表になっているものだが、今年は政治的な事情があって、最終決定が遅れていたものだ。
昨年末に発表になっていたのは自然山WEBでも紹介している。
その後、2年間、世界選手権のプロモーターを担当したスポーツ7がこの任を退き、プロモーションは元通りFIMが直々にやることになった関係で、カレンダー調整はいったん白紙に戻っていた。ただし大会運営も含め、大幅な変化はないだろうというアナウンスもあったので、スケジュール調整も小規模になると思われていた。
ラウンド | 月 | 日 | 開催国 | 開催クラス | |||||
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GP | GPW | TR2 | TR2W | 125 | E | ||||
1 | 5 | 25-26 | イタリア | ① | ① | ① | |||
2 | 6 | 7-9※ | 日本 | ② | ① | ② | ② | ||
③ | ② | ③ | ③ | ||||||
3 | 22-23 | オランダ | ④ | ④ | ④ | ① | |||
4 | 29-30 | ベルギー | ⑤ | ⑤ | ⑤ | ② | |||
5 | 7 | 13-14 | ポルトガル | ⑥ | ③ | ⑥ | ① | ||
6 | 20-21 | フランス | ⑦ | ④ | ⑦ | ② | ⑥ | ||
7 | 9 | 21-22 | スペイン | ⑧ | ⑤ | ⑧ | ③ | ||
TDN | 28-29 | スペイン | World | Women | Inter | ||||
※日本のみ、土曜日・日曜日の2日間での開催 | |||||||||
変更は赤字、中止は横消線 |
大きな変化は、イギリス大会がなくなったこと。スポーツ7はイギリスの会社だから、今回スポーツ7がFIMのプロモーションからはずれたことと影響があるんじゃないか、なんて勘ぐりもあるが、もともとイギリス大会は開催場所などが未定となっていたから、その調整がつかなかったのかもしれない。
イギリス大会はエレクトリッククラス以外の5クラスの開催となっていた。全戦で開催となっているGPとT2はともかく、他のクラスはイギリス大会がなくなると開催数が少なくなりすぎるので、これを他の大会に振り分ける調整が行われたと思われる。
日本は、昨年同様に5クラスの開催を要望していたのだが、FIM側が4クラスを提案。女子T2は今年は開催されないことになった。女子T2は他のクラスに比べてプロフェショナルドが薄いから、遠い日本への遠征を負担とするエントラント(ライダーは日本に来たがっているという話もある)が多いのが理由となったらしい。日本の女子にちょうどいいレベルのT2が開催されないのはちょっと残念だが、日本側も女子T2の扱いは冷たかったという反省も必要かもしれない。
開催クラスが最も多いのはフランスで5クラス、開幕戦のイタリアが3クラスで、その他の日本、オランダ、ベルギー、ポルトガル、スペインは4クラス開催となる。ヨーロッパ大陸を離れるのは、日本大会だけとなった。
その他、最初にスケジュールが発表になったときには見落としていたけど、トライアル・デ・ナシオンの開催日が変更になった。当初は土曜日の開催になっていたけど、これがまちがいなのか、宗教とか観光産業からの要望でそうなっていたのかはわからないが、これがふつうに日曜日開催となった。
正式発表はないが、大会前日に予選があって、予選順によって決勝のスタート順が決まること、採点入力をタブレットで行うことなどは、今年もこのまま継続されるということで、システムのメンテナンスなどがどうなるかは不明なれど、リアルタイム速報などもそのまま継続されるものと思われる。
全日本選手権関東大会と世界選手権オランダ大会がバッティングしているのは同じ。イギリス大会がなくなったので、中国大会とのバッティングはなくなっている。
2019FIM