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2020年FIMカレンダー出る
2020年のFIM世界選手権カレンダーが発表になっている。日本GPは6月7日の週末と、今年同様。
トライアル・デ・ナシオンや電動クラスのある大会など、日本のあの人やこの人、あるいはMFJ関係のみなさんに影響のある日程が多いので、とくとご覧くださいませ。
カテゴリーは今年(2019年)同様に6カテゴリー。トップクラスのトライアルGP(トニー・ボウや藤波のクラス)、GPウイメン(女性のトップクラス)、TR2(4スト300cc、2スト250cc上限のセカンドクラス)、TR2ウイメン(同女性クラス)、125cc(若者対象でマシンは125cc限定)、E(電動マシンのクラス)。GPとTR2は全大会に組まれているが、その他の4カテゴリーについては組まれている大会、組まれていない大会がある。6カテゴリー、すべてが組まれている大会は、ひとつもない。
今シーズンは7大会が組まれていて、うち、日本大会とイギリス大会が土曜日・日曜日の2日制となっている(原則、ヨーロッパ本土の大会は1日制、ヨーロッパを離れると2日制となるようだ)。なのでGPとTR2については、2020年は7大会9試合で競われることになる。
カテゴリーごとに試合数を数えてみると、GPとTR2が9戦、GPウイメンが5戦、TR2ウイメンが3戦、125が7戦、Eが3戦となっている。
日本GPの周辺を見ると、昨年は6月に3大会が組まれていた。今年は日本GPのあと1週間あいてアンドラ、アンドラのあとまた1週間あいてイタリアとなっている。イタリアのすぐ翌週が、イギリスだ。
全日本選手権のスケジュールはまだ発表になっていないので、世界戦と全日本がどのようにバッティングするか、またはしないのかはまだわからない。おそらくMFJ内で絶賛調整中というところだろう。
ヤマハのトライアルEへの参戦が今年も続くかどうかは不明だが、もし参戦する場合、日本GPの2週間後にトライアルEのあるアンドラ大会が組まれているから、今年と同じスケジューリングをすると、同じ結果になりそうで、どう調整されるのかがちょっと気になる。
電動クラスは初年度は1戦、2年目、3年目は2戦で組まれていたが、今年は3戦組まれている。6月21日アンドラ、7月5日イタリア、そして8月30日のフランスだ。電動については、いろいろな面でフランスが一歩先んじている印象があるが、4年間欠かさず開催されているのもフランス大会だけだ。
トライアル・デ・ナシオンは、今年より2週間ほど早い日程で、最終戦スペインの翌週にポルトガルで開催される。2020年TDNに日本がどんなふうに関わるのかもまだ決まっていないが、今年実績だと9月第1週に全日本が組まれていたから、このあたりも調整のまな板に乗ることになりそうだ。
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