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2021年、ガスガスがロードレースに進出
ガスガスがKTM傘下となって1年になろうとしているが、KTMのガスガス・ブランド戦略が本気だ。
今回発表になったのは、ガスガスがロードレースのMOTO3クラスに参戦することになったというニュース。
参戦は2021年シーズンからで、チームはホルヘ・マルチネスの率いるアスパーチーム。ライダーはセルジオ・ガルシア(Sergio Garcia)とイザン・ゲバラ(Izan Guevara)となっている。マシンはRC 250 GPと命名されているが、今回発表されたものはコンピュータグラフィックのコンセプト画像だという。
今回の発表は、ガスガスが市販ロードバイクを世に出すというニュースに直結するものではなく、当面ガスガスの市販マシンはオフロードバイクを中心に展開していくということだが、MOTO3進出によって、これまでガスガスのブランドを知らなかった舗装路専門のモーターサイクルファンに、その名を浸透させる効果は期待できそうだ。
アスパーは、スペインのレジェンドライダー、ホルヘ・マルチネスが設立したチーム。マルチネス自身はデルビをメインに4回の世界タイトルを獲得しているが、1992年にチームを結成してからは、ドゥカッティ、ホンダなどを走らせ、125ccクラスでチャンピオンライダーを輩出している。今回はブランド、チーム、監督、ライダーすべてスペインでそろえて、ガスガスらしいロードレース進出が演出されている。