© トライアル自然山通信 All rights reserved.

Xトライアルの新日程
COVID-19は勢いを増したり少しおとなしくなったりしているが、スポーツイベントへの影響はあいかわらずだ。オリンピックがどうなるかというどでかい問題はさておいても、自然山通信としては世界選手権トライアルや全日本トライアルがどうなるのかがおおいに気になる。
アウトドア世界選手権トライアルはスケジュールが発表になったまま、変更はまだ出ていない。全日本の方は、すでに開幕戦の延期が発表されている。
世界選手権はたくさんの国の選手が国をまたいで移動する必要があるし、全日本は特設会場に全国各地から人が訪れる。リスク管理を徹底していくと、どちらも開催に向けてむずかしい準備と判断を強いられるだろうことは、理解できる。
そんな中、インドア世界選手権のXトライアルが、2021年のスケジュールを大幅に変更してきた。
通常、Xトライアルは11月から1月にかけて開幕し、3月から4月くらいに最終戦を迎える。2020年のXトライアルは、当初はスケジュール通りに進んでいたが、ヨーロッパの感染拡大が深刻になって延期・中止が相次ぎ、結局大会数がずいぶん少なくなって終幕した。
2021年も、当初は例年通りのスケジュールが発表されていたのだが、ここへ来てアウトドアの開幕前に行われるのは1戦のみで、残りはすべてアウトドアシーズンが終了してから開催されるという変則的スケジュールが発表された。
アウトドア世界選手権開幕前に開催されるのはフランスヴェンデの1戦で、開催は5月1日。その次はぐっとお待たせして10月2日、マルセイユのでの開催となっている。
その後、10月15日シャロン-シュル-ソーヌ(フランス)、11月6日アンドラ、11月21日バルセロナ、11月27日ブラガ(ポルトガル)と続いてシーズンを終える予定となっている。
バルセロナは2月の恒例行事だったのだが、これが11月に移動したのはちょっとびっくり。それだけ、感染拡大の影響は深刻、ということだろう。
さてそれでも、Xトライアルが変更になったこのスケジュールで無事に開催されるのかどうかはわからない。アウトドア選手権に比べると、参加ライダーはごく少数だし、スタジアムの感染防止対策がきっちり確立してしまえば開催は充分可能だと思うのだが、感染防止対策はそれぞれむずかしさがあるから、2021年がどんな1年になるのかは、いまだよくわからない。
なんとか、ふつう(に近い)シーズンになるといいなぁ。
The FIM X-Trial世界選手権 | ||||
---|---|---|---|---|
月 | 日 | 国 | 都市名 | |
5月 | 1日 | フランス | ヴァンデ | |
10月 | 2日 | フランス | マルセイユ | |
10月 | 15日 | フランス | シャロン・シュル・ソーヌ | |
11月 | 6日 | アンドラ | アンドラ・ラ・ベリャ | |
11月 | 21日 | スペイン | バルセロナ | |
11月 | 27日 | ポルトガル | ブラガ |