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ガスガスファクトリーチーム、2021年に向けて
ガスガスからの開幕戦決意表明。オフィシャルライダーはホルヘ・カザレス、ミケル・ジェラベルト、ライア・サンツの3名となります。
6月11日〜13日、今週末に開催のトライアルGP開幕戦イタリア大会には、ガスガス・ファクトリー・レーシングから3名のライダーが参戦する。
男女ともトップカテゴリーのGPクラス、女子GPに参戦するライア・サンツは、1年間の準備期間を経て、つい先頃、トライアルタイトル獲得活動への復帰を宣言したばかりだ。
このチームを導いていくのはアルベルト・カベスタニー。2002年のインドア世界チャンピオンであり、2019年トライアルEカップチャンピオンのカベスタニーが、マネージャーとしてどんな采配術を見せるかも、このシーズンの注目の一つだ。
チームのエースライダーたるホルヘ・カサレスは、2020年はわずかなところでランキング3位を逃している。2021年は持てる実力を遺憾なく発揮して、得るべき結果を得られるよう、シーズンオフにはマシンのセットアップとライディングテクニック向上に努めてきた。
トップカテゴリーで表彰台獲得経験のあるカサレスとジェラベルト、そして言わずとしれた13回の世界チャンピオンのサンツ。3人のファクトリーライダーの、ガスガスでの活躍が、乞うご期待だ。
ホルヘ・カザレス「今シーズンに向けては、いつもとはちがう準備をしてきた。昨シーズンが11月に終わり、開幕が6月。いつもより長いインターバルで、準備は落ち着いてすることができた。マシンのセットアップは非常にうまくいったので、開幕が楽しみだ。昨シーズンは、世界選手権でもスペイン選手権でもトップ争いができた。世界選手権の方は、1戦でトラブルが発生してしまって、それで苦労を余儀なくされた。ランキング3位を逃したのもそれが大きかったのだが、くやしさとともに、たくさんの勉強もできた。今年の目標は、すべての戦いで表彰台に立つことです」
ミケル・ジェラベルト「2021年の目標は、常に表彰台の目指して戦い、ランキング3位以内を獲得することだ。簡単な目標ではないと思うし、優秀なライバルも多い。しかし、トレーニングでのよい感触を思うと、それは不可能ではないと思われる。さらにマシンの仕上げをして、ノーストップの感覚を磨けば、準備完了だ。最近はカベスタニーと週に1〜2回トレーニングをしている。彼と一緒のトレーニングはとても役立っている」
ライア・サンス「2 月以来、トライアルバイクでのトレーニングに多くの時間を費やしている。わずか数週間で、感覚はとてもよくなってきていた。これなら復帰は可能だと確信してから、以前のレベルまで技量を戻すのに、さらなる努力を重ねてきた。いい感触、いいコンディションで開幕を迎えることができますが、どんな結果になるのか、それは私が一番楽しみにしています。今はまだ、どうなるのか、ちょっとわからない」