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世界のニュース

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小川毅士、武田呼人、日本人のT2
世界選手権開幕直前情報

今週末、いよいよ世界選手権、トライアルGPが開幕する。6月の開幕は、記憶の限り、最も遅い開幕になる。土曜日、日曜日の2日間制、開幕戦はスペイン、タラゴナだ。

開幕戦に予定されていた日本GPが中止になったり(これで日本GPは3年連続で開幕されないことになった)、世界選手権のスケジュールは今年も開幕前に紆余曲折があったのだけど、もともとのスケジュールでも日本GPは5月末に予定されていたから、今年のトライアルGPは開幕が遅かったのだ。

スペインGPは、当初はカレンダーに入っていなかくて、日本の開催中止が決まってからFIMがもう一度日程を練り直し、あらためて組み込まれた一戦となる。

25年の長きにわたって、ここ数年は日本人としてただ一人の存在となっていた藤波貴久は、今シーズンからはスタートラインに並ばない。藤波のいない、日本にとって、トライアルGPの第二章のはじまり、となるのではないだろうか。

その藤波のいないトライアルGPに、二人の日本人ライダーが参戦する。どちらもトライアル2(T2)クラスへの参戦となる。その二人は、武田呼人と、小川毅士だ。

2022年T2に参戦の武田呼人

武田は、2019年国際A級チャンピオン。2020年から国際Aスーパー(IAS)を走るはずだったが、この年武田はコロナ禍を押してヨーロッパへと武者修行に出かけた。ヴェルティゴで働きながら参戦機会を模索するという異色の渡欧形態をとった武田は、日本のIASを走ることなくシーズンを終了している。スペインと日本を往復すると、感染対策でくそ長い待機期間をすごさなければならず、現実的ではなかったという理由が大きいが、日本のトップカテゴリーを走るより世界の舞台を経験したいという方向性がはっきりしていたからでもあった。

武田は2年目の2021年にヴィルティゴチームからT2に全戦出場をはした。アンドラ大会では17位となり、ポイント獲得まであと一歩に迫ったが、残念ながら参戦初年度はポイント獲得ならず。今年2022年は2年目の挑戦となる。

2022年T2参戦の小川毅士

小川は、ご存知宗七音響Wise Beta Teamのエースとして、長年全日本のメインキャラクターとして走り続けてきた。関東圏では、オフロードパークSHIRAI管理人として親しまれている。2018年に結婚し、2020年に父親となって今に至る。

15年ほど前、2006年、2007年には世界選手権に参戦するため渡欧、当時は今でいうT2クラスの存在感が今ほど大きくなく、トップカテゴリーに参戦し、何度か本場でポイントを獲得している。帰国後2008年からはほぼ毎年ランキング4位をキープ。しかし2018年にランキング5位になり、翌年も5位、2020年に4位に復活するも2021年は6位と、成績的にちょっと行き詰まり感があるのも否めなかった。

2021年シーズン末に「世界へ行ってみるか」という流れになった。ここ数年、ずっと考えていたことだったが、ここへきて、いよいよ今だということになった。当初発表されたカレンダーだと、日本と世界の両立もなんとかできそうということも、決断要因となった。

しかしカレンダーが動き、世界と日本、どちらも全戦出場するはできなくなった。小川が出した結論は、2022年は世界選手権を第一義とし、全日本は出場を最大限努力する、というスケジューリングとなった。

参戦体制はドイツのヒッペルチームにお世話となって、小川毅士仕様のマシンを用意する。マインダーは全日本でアシスタントを務める大神智樹が務める。大神はエンデューロ大会に出場するので、ライダーとアシスタントはトライアルとエンデューロで交替することになるという。

さて、どんな結果が出るのやら。武田は参戦1年目には無得点だった。小川は日本GPのT2クラスで一桁入賞の経験があるが、ライダーの層が厚いヨーロッパではまた別の結果が待っているにちがいない。IAS出場経験がない武田が、ヨーロッパ修業でどんな技を身につけているのかも、おおいに楽しみだ。

トライアル2については、小川友幸や黒山健一に聞けば、勝てる能力はあると思うが、実際に勝つのはかなり厳しい、という答えが返ってくる。日本GPのT2でも、IAS出場のライダーの多くが無得点で終わっていることを思うと、まず安定してポイントを獲得できるかどうかが、最初のハードルになるはず。

アフター藤波での日本人挑戦。その貴重な出発点として、2022年は記憶に残るシーズンになるにちがいない。

開幕戦を前にした金曜日に、小川はSNSでこんなメッセージを発信している。

●スペインの現地からご報告。

隠していたわけではないですが自分の口で全然言っていませんでした。スペインに来ているのは6/10・11に開催される世界選手権開幕戦のTRIAL2クラスへ参戦する為です。

1大会のみの参戦ではなく2022シーズンの世界選手権全戦に参戦します。それに伴い日程の被ってる今年から全日本になったシティトライアルは欠場します。当初のカレンダーでは全日本と世界選手権を全戦参戦する予定で計画していましたが、世界選手権のカレンダーが変わった事でどちらかを少なくとも1戦欠場しなければならなく散々悩んだ結果世界選手権を優先するとこにしました。

若い頃にイタリアを拠点に参戦していましたが、それから15年ぶりの参戦です。そんな経ったのになぜ今更?と思われる方が沢山いると思いますが、参戦の動機はシンプルに今の世界選手権を「見たい、走りたい、感じたい」と、私欲です。(ほんと我儘)そしてその僕を通して日本の皆さんが世界の空気を感じてもらえたら良いなと思ってます。

今回参戦するTRIAL2クラスは最上位クラスではなくセカンドクラスですが、ポイントを取るのも難しいと思われるほど高レベルな選手ばかりです。そんな所にどれだけ食い込めるのか?ネガティブな条件は沢山ありますが、今持てる力のベストを尽くして走ってきます。

こんな私の我儘に背中を押してくれた妻、マインダーを引き受けてくれた智樹、理解してくれたチーム、親、現地で受け入れてくれたヒッペルレーシングチーム、支援者の皆さまには感謝しかありません。ありがとうございます。

今は開幕を週末に控えてどんなレースになるのか?ドキドキ、ワクワクしてます!
そんな開幕戦は2日制で土曜から始まります!!

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