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ライア・サンツ、ガスガス!

左からラモン・プエンテ(ガスガス社ゼネラルマネージャー)、ライア・サンツ、サンティ・ナバロ(チーム監督)
ライア・サンツが、ガスガスと契約を交わした。9月21日にガスガス本社がリリースを出して発表したもの。ライアは2012年からは、ガスガスのライダーとして、トライアル、エンデューロ、そしてレイドと、3種目のモータースポーツに参戦することになる。
今回ライアが結んだ契約は3年間。契約を交わしたガスガスとライアは、すぐにダカールラリーの準備に入ることになるが、2012年度のトライアル活動への準備も、すでにスタートを切っている。
ライアは今25歳。これまでに11回のトライアル世界選手権女子チャンピオン、10回のヨーロッパチャンピオン(女子)、4回のトライアル・デ・ナシオン勝利(女子)、そしてダカールラリーの女子部門に優勝の功績を残している。これに2012年はエンデューロ活動が加わるわけで、この3部門にチャレンジする女子ライダーは、ライアが初めてということになる。
ライア・サンツは、2004年にベータからモンテッサに移籍。以後、7回の世界タイトルを獲得している(1回だけ、イリス・クラマーにタイトルを奪われている)。モンテッサとの関係は良好で、女子世界選手権に挑戦すると同時に、ジュニアクラスへの参戦も続けていた。過去には表彰台に登ったこともあるが、最近ではポイント圏外となることも多かった。モンテッサのライダーとして8年を経て、ライアは新たなチャレンジを開始することを決意したようだ。