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Xトライアル・デ・ナシオンへ

日本チームが、Xトライアル・デ・ナシオンに参加することが決まった。
大会は4月8日、フランスはニースで開催される。
Xトライアル・デ・ナシオンは、アウトドアのデ・ナシオンと同じく、インドアシーズンが終了したところでおこなうデ・ナシオンのインドア版だが、ヨーロッパ在住の選手ならともかく、日本から出かけるのは遠いうえ、シーズンが始まっているという問題もある。日本チームがインドアのデ・ナシオンに参加したことはほとんどない。アウトドアとちがって、興業としての性格が強いことで、メーカーやMFJが本腰を入れていないことも一因かと思われる。
今年は、シーズンオフに小川友幸がスペインに飛んで、トニー・ボウと藤波貴久のマシンのセッティング作業に参加した。この際、小川と藤波、ふたりでデ・ナシオンへの参加という話が出たという。ヨーロッパにいると、こんなふうに話が転がることが多い。日本で待っていても届かないオファーだ。
向こうに家もマシンもチームも(大事な家族も)ある藤波はともかく、小川は現地にはなにもない。マシンは藤波のマシンを使うことになるという。
ちなみに小川は2008年のトライアル・デ・ナシオンで、藤波号を借りて参戦したことがある(写真はこの時のもの。お国はアンドラ)。このときの日本チームは2位に入ったが、実は藤波と小川はマシンの方向性がちがうので、小川としてはなかなか苦労をしながらのトライアルとなった。さて、インドアではどんな走りになるだろう。お楽しみに。