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世界のニュース

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Xデ・ナシオン、日本2位!

1204X小川と藤波
Photo:FIM/GoodShoot

 Xトライアルのシーズンが終わった4月7日、フランスのニースで、Xトライアル・デ・ナシオンが開催された。スペイン、イギリス、フランス、ノルウェー、そして日本の5カ国が参加したインドアTDN。日本からは藤波貴久に加え、小川友幸が参加。
 そして結果は、日本がスペインにも迫るスコアをマークして2位。日本のトライアルレベルが、いまだ世界トップに君臨していることをアピールした。



FIMのダイジェスト映像。フルバージョンはFIM-TV

1204XTDN選手紹介

右からボウ、カベスタニー、ダビル、ブラウン、グビアン、小川友幸、藤波貴久(photo:FIM/Goodshoot)

 Xトライアル・デ・ナシオンのルールは、今回から一新された。これまではどのセクションをどのライダーが走るか、各国の裁量の自由があった。すべてのライダーが何セクション以上走らなければいけないという制約のあるものの、この自由によって、エースは確実に可能性のあるセクションにトライし、極端にむずかしいセクションにはセカンドライダーが5点覚悟で挑戦する、というような采配をしていた。

1204XTDN日本

藤波と小川をサポートする藤波マインダーのジョセップ(後ろ姿)(photo:FIM/Goodshoot)

 しかし今回は、1ラップ目は第1ライダー、2ラップ目は第2ライダーと決まっていて、すべてのポイントを集計する。采配といえば、どちらのライダーを第1とするか、どちらを第2ライダーとするか、くらいのものだ。1ラップ目と2ラップ目は、滝登りの第6セクションをのぞいて、逆送になっていた。難度は、少しだけ2ラップ目の方が高い。
 日本は小川友幸が1ラップ目を走った。小川のマシンは、藤波貴久のスペアマシンだ。もともと今回のTDN挑戦は、小川が藤波号のセッティング出しの手伝いに渡欧した際に決まったものだから、藤波号を借りてのTDN参戦もスムーズだった。ただし試合となると、藤波号を小川好みのセッティングとするのはむずかしい。過去、アウトドアTDNで小川が藤波マシンに乗ったことはあるが、結局小川セッティングに近づけるより、ライディングを藤波マシンに合わせることを選んでいる。
 1ラップ目、スペインはアルベルト・カベスタニー(シェルコ)、イギリスはジェイムス・ダビル(ベータ)、フランスはアレッシャンドレ・フェラー(シェルコ)、そしてX-TDNデビューのノルウェーはイブ・アンダーセン(ガスガス)。
 勝負は6セクションとスピードレースで競われる。スピードレースはいつものように対戦形式ではなく、タイム計測をしてタイムで順位がつく。1位がクリーン、2位が1点、3位が2点、4位が3点、5位が4点だ。
 さて6つのセクションをすべてクリーンしたのは、なんとフランスのフェラー一人だった。カベスタニーは1点。実は彼らにしてみると、セクションが簡単すぎる。逆に彼らに走りごたえがあるセクションでは、みんなが5点となって勝負がつかなくなってしまう。そしてカベスタニーは、オールクリーンしなければいけないプレッシャーから、アンダーガードを引っかけて1点とってしまったのだ。アンダーガードをかけると1点。これはフランスのルールだ。

1204XTDNフランス

アレッシャンドレ・フェラー(左)とロリス・グビアンのフランスチーム(photo:FIM/Goodshoot)

 ダビルは第4セクションまではいい走りをしていたが、第5セクションでクラッシュ。マシンにダメージを受けて、その後のセクションを走れなくなった。これで第5、第6で5点、スピードレースも不出走で5点、いきなり15点減点となってしまった。

1204XTDNイギリス

マイケル・ブラウン(左)とジェイムス・ダビルのイギリスチーム(photo:FIM/Goodshoot)

 ノルウェーは4つの5点と1点ひとつ、スピードレースは4位の3点で24点。初Xトライアルだから、こんなものかもしれない。

1204XTDNノルウェー

ホーコン・ペダーセン(左)とイブ・アンダーセン(photo:FIM/Goodshoot)
1204XTDNの小川

小川友幸(photo:FIM/Goodshoot)

 ここで登場するは小川友幸。第4セクションで1点、滝登りの第6セクションで5点となったが、スピードレースではカベスタニーにだけ遅れて2位の1点。トータル7点で2ラップ目の藤波に勝負をたくすことになった。1ラップ目の時点では、スペイン、フランスに次いで、3位につけている。フランスはスピードレースの3位で2点。スペインに1点差は優勝さえ見えている。
 2ラップ目、スペインはトニー・ボウ(モンテッサ)、イギリスはマイケル・ブラウン(ガスガス)、フランスがロリス・グビアン(ガスガス)、ノルウェーがホーコン・ペダーセン(シェルコ)、そして藤波貴久が走る。
 2ラップ目は最初にスピードレース。ボウがトップタイム、藤波はボウにだけ負け、ブラウンが3位。優勝の可能性さえあったフランスは、グビアンがなんとノルウェーにも負けてしまって5位の4点。自国フランスの活躍を見守るニースのお客さんにため息をつかせることになった。

1204XTDNの藤波貴久

藤波貴久(photo:FIM/Goodshoot)

 スピードレースの次はオブザーブドセクション、6セクション。最初に走った藤波は絶好調だった。次々にクリーンをたたき出し、あわやオールクリーンかという第6セクションで1点。スピードレースでの1点と合わせて、わずか2点。小川の7点と合わせると、トータルでは9点。これで3位以上が確定した。
 ノルウェーの次に走ったのがフランス。グビアンはスピードレースで全敗して気持ちもへこんでしまったか、第1セクションから5点となった。これですでに、2位の座は日本に奪われてしまっていることになる。その後、第4で1点、第6で5点。グビアン一人で15点を失い、トータルでは減点17点となっている。
 優勝はおろか、3位に転落したフランスだが、ギャラリーはまだ安心できなかった。次に走ったブラウンが、これまた絶好調。次々にクリーンしていく。ブラウンはスピードレースで2点を取っているから、ダビルの15点と合わせてフランスと同点。このままオールクリーンで走りきってしまえば、3位争いはタイブレイクに持ち越されることになる。しかしブラウンは、最後の滝登りセクションで5点。これでフランスは5点のリードで3位を守りきった。

1204XTDN優勝決定

優勝が決まったボウとカベスタニーの握手(photo:FIM/Goodshoot)

 最後はボウ。スペインが勝利するのは誰の目にも明らかだが、興味はボウがオールクリーンするや否や。しかし難なくオールクリーンかと思いきや、カベスタニーと同じ第3セクションで1点。カベスタニーもボウも、仲良く1点ずつ減点して、トータルは2点。日本には7点差で、堂々たる(当然の)勝利を飾った。

1204XTDNスペイン

表彰台のカベスタニー(左)とボウのスペインチーム(photo:FIM/Goodshoot)
1204XTDリザルト
1204XTDN会場風景

ニースの会場は、いつにもましてきらびやか(photo:FIM/Goodshoot)

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