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ウイグ、Futureへ

2006年ユースチャンピオンのアレックス・ウイグが、2008年はフューチャートライアルチームに所属して、モンテッサに乗ってジュニアチャンピオンを目指すことになった。
フューチャートライアルチームは、小川毅士が2005年2006年と走っているイタリアのチーム。ウイグはイギリス人だが、チームにはイギリス人の先輩ジェイムス・ダビルがいる。
ウイグは現在17歳。2007年はジュニアクラスに昇格したが、年齢的に125ccを越えるマシンには乗れないため、250cc以上のライバルに対して、125ccで奮闘していた。2007年のジュニアチャンピオンはご存知の通りマイケル・ブラウン(ベータ)だが、ジュニアクラス初年度で125ccマシンということを考えれば、実力的には高い評価を与えられるものだ。
ちなみに、ブラウンもイギリス人。ジュニアクラスでは、2006年にダビル、2007年にブラウンと、イギリス人が連覇を続けている。はたしてウイグはイギリス人3連覇を達成できるか。2007年のランキング2位で、ブラウンは世界選手権に昇格してしまうから、順当に行けばウイグのタイトルはかたいのだが、なにが起こるかわからないレースの世界では、注目していきたいトピックだ。
ウイグは、ジュニアカップシリーズの他、SSDTにも出場する。若いが、SSDTでも上位を狙える実力とノウハウを持っているだけに、300ccのフィーチャー・モンテッサを得て、こちらでも活躍が期待できるものだ。
ウイグはデビュー以来、9年間にわたってガスガスを愛車としてきた。ガスガスは、将来有望の若手を失うことになってしまった。一方、イギリスのモンテッサのインポーター、キャロライン・サンディフォードは「世界選手権での活躍はもちろんだが、イギリス国内のことを考えても、ジェイムス・ダビルとアレックス・ウイグという二人の素晴らしい若手を得たのは、たいへんに心強いことだ」と今回の契約を喜んでいる。
(フィーチャートライアルチームのリリースより)