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ニューモデルでボウ優勝、藤波3位
7月7日、イタリアGP。少し前からうわさになっていたモンテッサのニューモデルがデビューした。このニューモデル(仕様)で戦いに臨んだトニー・ボウと藤波貴久。ボウが優勝、藤波が3位で、ともに表彰台を獲得した。藤波は最終セクションまで2位だったが、残念ながらの3位。2位はラガで、ランキングトップ争いとランキング3位争いはいまだ熾烈。
モンテッサの市販ニューマシンは久々のことで、モンテッサファンには待ち焦がれたデビューだった。ホンダのRTLはすでに排気量260ccとして市販されているが、モンテッサはこのニューモデルで初めて260ccとなった。
外観上では、フューエルタンクがスリムな形状となり(容量は1.9リットルで従来モデルと変わらない)あわせてリヤフェンダーも細身となって、軽快感をアピールしている。
またクラッチ・ブレーキのマスターシリンダーが一新、Braktec製となった。
ショウワ製フロントフォークを持つレプソルモデルと、Tec製のフロントフォークを持つモデルとがあり、レプソルモデルはミシュラン、通常モデルはダンロップが装着されている模様。
ボウは1ラップ目から独走状態。ラガと藤波の2位争いは、3ラップ目の最終セクションまで続いたが、最終セクションで藤波が5点となり、結果、4点差でラガが2位を獲得した。藤波は3ラップ目の第6セクションでクランクケースカバーを損傷する大クラッシュ、その修復に時間をとられた結果、時間のない中でトライした最終セクションが悔やまれることになった。

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