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第1戦2日目、藤波は4位……

2日目の藤波は4位へ

2日目、圧勝したランプキン
2日目ランプキン優勝。藤波貴久4位へ。
世界選手権第1戦アイルランド大会・2日目
北アイルランド・Bangor
世界選手権第1戦アイルランド大会の2日目。朝10時より第1ライダーがスタート。昨日より天候は良好だ。
本大会の勝負所である第2セクションの大ステアケース前ではライバルの走りを観察しようと、選手達はなかなかセクションインしない。優勝争いをする藤波とランプキンらは20〜30分程は下見をしている程だ。
スタート順の早い野崎が先にトライ。ステアの頂点まで届かず失敗。このステアケースを得意とする黒山も失敗してしまった。
昨日2ラップ共に登れなかったランプキンは、失敗することなくきれいに登り切りクリーン。それを見た藤波はわずかに足りずに1点の失点である。ランプキンはこのクリーンをきっかけに安定した走りを持続していった。
以降ランプキンと藤波は接戦を続けたが、12セクションで藤波が後輪振りの最中のエンストによる5点。以降藤波は自分のペースを乱す結果となる。
1ラップ目トップは計11点のランプキン、2番手に16点の藤波、3番手に18点のフレイシャ、4番手は20点のカベスタニーと続く。
2ラップ目の第2セクションはランプキンの1点に対し藤波は2点。マディーの急斜面の第7セクション。ほとんどのライダーがベタ足の3点で抜けてゆく中を、ランプキンは見事なグリップ力でクリーン。藤波もここは3点だった。
藤波はさらに第12、13セクションを続けて5点。対するランプキンは共にクリーンしてゴール目指してゆく。
ランプキンは総合計22点で圧勝。2位は35点のカベスタニー、3位は39点のラガ、そして藤波は40点で4位に転落してしまう。昨年の同会場における開幕戦と同じく藤波は1日目優勝2日目4位という結果となる。
◎藤波貴久「振り返れば、今日は自分の本来の走りをしてませんでした。逆に今日のランプキンは昨日と違って自分の走りを取り戻していたと思います。2日間とも勝てないという理由はメンタルなところにあると思います。今日の反省点を元にメンタルな面を克服して行こうと思います。」
◎ランプキン「1日目は自分自身がとてもナーバスになっていたと思います。しかし今日は自分本来の走りを持続することができました。シーズン通して今日のペースを維持していきたいと思います。」
◎黒山健一「特に問題もなかったですし、いつものペースで走れました。2ラップ目はけっこういい点で回れましたが(18点)、やはり前半が悪かったので取り返せませんでした。」
◎野崎史高「ケガの治療の練習不足でした。でも、それを言い訳にはしたくないです。日本大会までには体調を調整したいと思います。」

黒山は2日共に7位

2日目17位、野崎史高
世界選手権第1戦アイルランド大会結果(4月4日(日)/2日目)
1位 ドギー・ランプキン 22
2位 アルベルト・カベスタニー 35
3位 アダム・ラガ 39
4位 藤波貴久 40
5位 ジェロニ・ファハルド 45
6位 マルク・フレイシャ 45
7位 黒山健一 52
8位 グラハム・ジャービス 54
17位 野崎史高 104
○世界選手権シリーズポイント
1 -ランプキン 37/1-藤波貴久 33/3-カベスタニー 32/4-ラガ 28/5-ファハルド 21/6-フレイシャ 21/7-黒山健一18/8-ジャービス 15

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