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ファハルドのマインダー
2007年からベータのライダーとして新たな挑戦を開始したジェロニ・ファハルドが、心強いパートナーを得た。ジョセ・マリア・サエズ。スペインでは名だたるマインダーのひとり。これまで、強い絆で結ばれたマインダーに恵まれなかったファハルドだが、今シーズンは盤石の構えでシーズンインをすることになった。
サエズは、ペペという愛称で親しまれている。2000年ごろから世界選手権に参戦をはじめたが、ポイント圏(15位)ぎりぎりで無得点がつづき、ついに1ポイントの得点をあげることもなく、2003年に現役選手を退いている。
しかしスクールのインストラクターとしての才覚は一目置かれるところで、次第にマインダーとしてのポジションをかためていく。ここ数年は、モンテッサの看板ライダーでもあるライア・サンツのマインダーとして活躍していた。
ファハルドのマインダーが変わったというのは、日本にいると大きなニュースには見えないかもしれないが、マインダーの存在がかけがえのないものとして認められいてるヨーロッパでは、ライダーの活躍を占ううえで、見逃せない要素のひとつとなっている。
トニー・ボウが抜けたベータチームは、2007年は勢いを失っていたように見えることもあったが、ドギー・ランプキン参入とともに、再び活気を取り戻している。その勢いを、もっとも自分のものにしようとしているのが、ファハルドかもしれない。
ジェロニ・ファハルド公式ページ