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インドアシリーズ今週末開幕

シーズン開幕を伝える
プレスリリース
トップの写真は藤波だ
新しい年を迎えて、トライアルシーズンもいよいよ本格的にスタートする。
今週末の土曜日、1月8日に開幕するのがインドア世界選手権。開幕戦はイギリスGP、シェフィールドだ。
シェフィールドは、インドアトライアルとしては伝統のある大会で、ランプキンの生まれ故郷のごく近くでもある。ランプキンはこの3年インドアのタイトルは取れていないが、昨年のこの大会でも優勝している。イギリスのインドア大会で優勝したのは、唯一2003年のカベスタニーの例があるだけで、その他はランプキンが勝利をおさめている。
この1戦は、1年のはじめの世界選手権という意味だけではなく、藤波、ランプキン、フレイシャにとっては、はじめて4ストロークマシンで公式戦を走る戦いともなる。藤波はすでにこのマシンにしっかり乗り込んでいる模様で、新しいマシンに対しての不安はまったく感じさせない。対してランプキンやフレイシャは、新しいものへの順応に、少し苦労しているようだ。
レプソル・モンテッサチームでは、2ストローク時代と同様のワークスマシンを用意することになっているが、インドアの開幕戦にワークスマシンが間に合うかどうかは微妙。というのも、インドアはタイムスケジュールの都合から、スペアマシンを用意することが義務づけられている上、スケジュールがタイトで、場合によっては2台のマシンをローテーションして戦わなければいけないなどの都合がある。ワークスマシンの開発は間に合っても、それだけの台数をつくる時間の猶予がないというわけだ。逆に、より市販マシンに近いものでモンテッサチームの3人が試合を戦うのはめったにない機会なので、いつもとちがう視点で戦況を観察する興味もある。
このインドアシリーズ、昨年まで、インドア世界選手権の開幕戦は年末のうちにおこなわれていた。2004年の例でいえば、開幕戦のイタリアGPと香港(中国)GPが2003年のうちに開催されていた。ライダーの契約はあくまで1月1日から12月31日までとなっているから、マシンを変更したライダーがいたりするとちょっとたいへんで、2003年からモンテッサ入りをしたフレイシャは、2002年の年末にシェルコで2戦だけインドアを走り、ほんの半月足らずのブランクをおいてモンテッサに乗って大会に参加した。
2005年は、カベスタニーがシェルコ入りを発表したばかりだが、これまでのスケジュールだと、インドアシリーズ中にベータからシェルコへの乗り換えをしなければいけないところだったが、香港大会が中止となったりして、今年はスムーズに2005年になってからの開幕戦となっている。
今回は、ラガ、藤波、ランプキン、カベスタニー、フレイシャ、ファハルドの6名のノミネートライダーに加えて、シャウン・モリスが加わっての7人。ファイナルラップに進出するのは3人のみという厳しい戦いとなる(ファハルドは今シーズン、インドア世界選手権初登場)。
今シーズンのインドアはアルゼンチン大会なども含めて、全部で13戦が予定されている。
以下はシェフィールド大会を前に主催者であるオクタゴン・エセドスが発表したインドア世界選手権の日程。
1 | 8 | イギリスGP | Sheffield |
1 | 21 | フランスGP | Marseille |
1 | 28 | フランスGP | Toulouse |
2 | 4 | スペインGP | Granada |
2 | 6 | スペインGP | Barcelone |
2 | 12 | ロシアGP | San・Petersburg |
2 | 19 | イタリアGP | Milan |
2 | 26 | スペインGP(ポルトガル) | Lisboa |
3 | 5 | イタリアGP | Rome,Livorno |
3 | 12 | アルゼンチンGP | Buenos・Aires |
3 | 19 | イギリスGP(北アイルランド) | Belfast |
3 | 26 | ドイツGP | Gelsenkirchen |