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ラガ9勝目、藤波は6位……

 インドア世界選手権第11戦は、北アイルランド(イギリス)のベルファストで、3月19日に開催された。
 1月から始まったインドアのシリーズも、いよいよ終盤戦だ。すでにタイトル争いは、ラガのぶっちぎりの勝利で幕を下ろしている。今シーズン、そのラガに土をつけたのは、カベスタニーとファハルドだけだが、今回は、またもラガが横綱相撲を見せることになった。
 


 ゲストライダーはいずれもイギリスのスティーブ・コリーとシャウン・モリス。アウトドア世界選手権を引退したベテランと、世界選手権3年目の若手の組み合わせ。北アイルランドだけあって、彼らの国籍の紹介は、コリーがマン島、モリスがウェールズとなっていた。ランプキンはイングランド(イギリスとイングランドはちがう)だ。
 彼らが彼らなりに善戦したあと、カベスタニーが登場する。カベスタニーは、7つのセクションを2点。ほぼ満点に近い走りだ。ところが直後に走ったラガは、そのカベスタニーを上回る1点をマーク。ファイナル進出のボーダーラインは、5点内外という厳しいものになった。
 ところが、ラガとカベスタニーはクリーンしたものの、けっして簡単ではないセクションがあった。高い壁がそそり立つ第5セクションで、ここは、この二人以外は全員5点。ファイナルの進出権はこのほか最終セクションで1点をついたランプキンとファハルドの間で争われることになった。同点なので、まずはダブルレーンでの勝負となる(ダブルレーンの結果、さらに同点になったら、セクション走破時間の勝負となる)。ダブルレーンではランプキンが意地を見せて勝利し、ファイナルへの進出の権利を得た。このふたりはランキング争いの最中だから、ここでのファイナル進出は、ランプキンにとってはおおいに意義のあることだった。
 今回の藤波は、出だしから足が出てしまって、万事休す。カベスタニー、ラガ、ランプキンのあとのスタートだから、5点をふたつとってしまったら、その時点でファイナル進出がほぼない(ダブルレーンで上位が軒並み転ぶようなことがあれば、可能性はゼロではない)のが明らかになって、ちょっと残念な展開。しかし北アイルランドの人たちは、藤波のショータイムを、たっぷり楽しめたはずだ。
 今回、ランプキンがファイナルに進出し、藤波が6位と低迷したことで、ランキングの3位争いはランプキンとファハルドに絞られた感じ。彼らは55点の同点で、残り1戦の時点で藤波には4点差。藤波が最終戦で優勝したとしても、ランキング3位に進出するのはむずかしそうだ。
 藤波のマシンは、アウトドアの世界選手権にむけて、確実に開発が進んでいる。今回のインドア大会では、地元イギリスで乗り込みをおこなっていたランプキンのみが自分のワークスマシンで出場した。藤波とフレイシャはスペインで乗り込みをおこなっていたため、輸送のタイムロスをきらってインドアはスタンダードマシンで出場した。下見中から5点を覚悟させられた第5セクションなど、フルパワーのワークスマシンでないと不可能のセクションもあったという。
 残り1戦。最終戦は全日本九州大会と同じく、27日日曜日にスペインのイビザ等で開催される。

Indoor Trial World Championship 2005
Belfast Indoor Trial

Final Lap(決勝)
1位 アダム・ラガ ガスガス 4
2位 アルベルト・カベスタニー シェルコ 8
3位 ドギー・ランプキン レプソル・モンテッサ・HRC 27
Qualificarion Lap(予選)
1位 アダム・ラガ ガスガス 1
2位 アルベルト・カベスタニー シェルコ 3
3位 ドギー・ランプキン レプソル・モンテッサ・HRC 6
4位 ジェロニ・ファハルド ガスガス 7
5位 マルク・フレイシャ レプソル・モンテッサ・HRC 14
6位 藤波貴久 レプソル・モンテッサ・HRC 19
7位 スティーブ・コリー ガスガス 22
8位 シャウン・モリス ガスガス 25
PointStandings(ランキング)
1位 アダム・ラガ 106
2位 アルベルト・カベスタニー 80
3位 ジェロニ・ファハルド 55
4位 ドギー・ランプキン 55
5位 藤波貴久 51
6位 マルク・フレイシャ 40
7位 トニー・ボウ 14
8位 タデウス・ブラズシアク 8
9位 ジェローム・ベチューン 5
10位 スティーブ・コリー 2
10位 シャウン・モリス 1
11位 ミケーレ・オリツィオ 1
12位 野崎史高 1

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