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ジェロニの負傷続報
Todotrialのオラシオさんからスペイン選手権について情報をいただきました。以下、お手紙の訳。
スペイン選手権第1戦、マンチャ・レアルは異常な大会だった。むずかしい地形で、高い段差にジャンプ。1ラップ目は前日の雨でつるつる。でも2ラップ目は地面も乾いてきて、トップライダーは減点を抑えることに成功していた。
スペインのモーターサイクル協会は、この大会から新しいルールを採用した。1ラップが2時間30分で、トータルで4時間30分。去年までより1時間ずつ短い。これが問題となってしまったのが、たとえば藤波だ。藤波は第9セクションで、1ラップ目の残り時間が45分しかなかった。これで藤波は、3つの5点をとってしまったんだ。
モンテッサのライダーは、今回は苦戦するだろうとみんな思っていたが、結果はちがった。2ラップ目の藤波は、この日のベストのたった2点だった。フレイシャは3位表彰台を獲得した。まず、いい結果だといっていい。
カベスタニーは、シェルコとの新しいチームワークを非常にうまく運んでいる。ラガは、2ラップ目がとてもよかった。
マンチャ・レアルのセクションはとても過酷で、特に去年野崎史高が負傷した第4セクションでは、今度はジェロニ・ファハルドが負傷してしまった。それはそれは激しいクラッシュだった。これで彼は右足を骨折してしまった(perone boneと書いてあるんだけど、意味がわからない)。
月曜日にファハルドは、骨折部分にプレートを入れる手術を受けた。不幸中の幸いといえば、骨の折れ方がきれいで、感染症などの心配もないということだ。世界選手権第1戦のポルトガルにファハルドが出場できる可能性もゼロではないが、非常にむずかしい状況であることは変わりない。出場できるとしても、何点かのポイントを得るために、つらい試合を強いられることになるはずだ。