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タレス、引退……
ジョルディ・タレスは7回の世界チャンピオン。スペインの国民的英雄だ。
1997年を最後に世界選手権から引退、自らの名前を冠したチームを結成して、2005年にはついにアダム・ラガを世界チャンピオンに押し上げたが、この度、チーム監督業からも引退することになった。
これはガスガスからの公式プレスリリースでの発表。
ガスガスのファクトリーチームは「タレス・トライアル・チーム」という名称で呼ばれこれが定着していたが、この呼び方も2006年以降は使われないことになる。
タレス・トライアル・チームでは、ベテランから若いライダーまで、さまざまなライダーが世界選手権を闘うためにチームメイトとなった。アダム・ラガ、ジェロニ・ファハルドなど、タレスを師と仰ぐ若手はもちろん、マルク・コロメやスティーブ・コリーなどもタレスチームのメンバーだったライダーだ。
この引退の背景には、ジョルディの健康状態がすぐれないという話もある。どうやら腰痛がひどく、ライディングもままならないということだが、さて、真相はいかに。日本に来たときなど、試合にでるライダーよりも華麗に練習エリアを走っていた姿を思い出すと、ライディングができないほどのトラブルをかかえているとは思えないが、長年のからだを酷使してきたから、このへんでいったんお休みしたほうがいいのかもしれない。