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藤波2位、ラガはタイトル獲得
3月4日、南平はブラジル、サンパウロで開催されたインドア世界選手権第10戦。残り3戦にして15ポイントのリードを持って迎えたこの大会、アダム・ラガは2位に6点差をつけて快勝。ランキング2位をいくカベスタニーが5位と低迷したため、そのポイント差は一挙に21点と広がった。これで、残る2戦をラガが無得点で終えたとしても逆転は不可能。ラガの4年連続インドア世界チャンピオンが決定した。
しかして、今回のハイライトは、我らが藤波貴久の完全復調にある。シリーズ中盤、3戦連続で6位という不本意な戦いを経た藤波だったが、ポルトガルで3位表彰台を得るや、今回は堂々2位を獲得した。しかも、クォリファイラップではファハルド、ラガをわずかながら引き離して、堂々トップでのファイナル進出となった。
ファイナルでは、序盤の2セクションで5点をふたつ叩き、ラガに7点差とされたところで形勢不利となり、この差を縮められずラガに勝利を許すことになったが、ファハルドとはプレイオフの末に勝利。見事今シーズンはじめての2位を獲得した。
藤波は、これでランキングでもランプキンを逆転、ランキング5位に駒を進めている。
順位 | ライダー | マシン | クォリファイ | ファイナル | ランキング (ポイント) |
---|---|---|---|---|---|
1 | アダム・ラガ | ガスガス | 9 | 11 | 1(90) |
2 | 藤波貴久 | ホンダ | 7 | 17 | 5(46) |
3 | ジェロニ・ファハルド | ガスガス | 8 | 18 | 4(53) |
4 | トニー・ボウ | ベータ | 9 | — | 3(60) |
5 | シェルコ | 12 | — | 2(69) | |
6 | タデウス・ブラズシアク | スコルパ | 17 | — | 7(6) |
7 | ドギー・ランプキン | 25 | — | 6(41) |