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SSDTのSY250F
SSDTは、いよいよ5月1日月曜日から6日間トライアルが始まっている。
車検は4月30日日曜日におこなわれた。
写真は車検が終わったあとのSY250Fと成田匠。
日本でもSY250Fは走り始めているが、完成して間もないマシンのこと、無事に走りきってくれるだろうか。
競技は5月1日月曜日が初日で、5月6日土曜日まで、6日間に渡って行われる。
毎日30セクション。コースは長い時には1日200kmにもなり、しかもスコットランドの荒野を縦横無尽に走り抜ける難コースだ。人車ともに、SSDT経験をいかに豊富に持っているかが、6日間をスムーズに走り抜けるために必要になってくる。21世紀のトライアルにあっては、本来のトライアルの気骨を残す貴重なイベントだ。
スコットランドは、今年はいつになく寒く、ベンネビス(ネビス山。イギリス一の高山だが、1000メートル弱)にも雪が残っている。ただし、ここ2〜3日は天気がよいということだ。
今回スコルパは、3人のライダーにニューマシンSY250Fを託す。成田匠 、グレゴリー・エイリス(写真・中央)、ベンジャマン・デラモッテ(写真・右)の3人。グレゴリー・エイリスはフランス人。世界選手権にも参戦していたライダーで、そこそこのテクニシャン。ベンジャミンはスコルパの社員で、社内ではマネージメントなどを担当している。昨年6月、スコルパ本社でおこなわれた発表会では、ベンジャミンがSYを走らせ、静かな排気音をつめかけた関係者に聞かせる任についていた。