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ランプキン、5点で勝利

 SSDT最終日、ドギー・ランプキンはこの日の30セクションをすべてクリーンし、トータル減点5点。2008年SSDTの勝利者となった。
 4点差でランプキンを追いかけていたマイケル・ブラウンは最終日を1点で終えて、トータル減点10点。ランプキンには届かなかったが、これもすばらしいリザルトだ。
 3位はジェイムス・ダビル。23点の同点でジョルディ・パスケットが入っている。
 斎藤晶夫は100位ちょうどでフィニッシュ。総減点255点だった。
 女子部門ではドンナ・フォックスが282点の104位でトップ。
 猪倉誠治は総減点820点で最下位ながら見事完走した。


 ドギー・ランプキンはやっぱり強かった。6日間のSSDTのうち、4日間でオールクリーン。残る2日間の減点はたったの5点。1点が3つと2点がひとつ。6日間で180のセクションのうち、キャンセルとなったのが11あるから、169セクションのうち、165までをクリーンで走り抜けたということになる。これは怪物級だ。
 2位となったマイケル・ブラウンも相当にすごい。この日1点。トータル減点10点。ドギーさんが出てこなければ、文句なしの最優秀賞だった。
 3位は23点が3人。ジェイムス・ダビル、ジョルディ・パスケット、ウェイン・ブレイブロック。ダビルとパスケットはこの日の減点が1点だったが、ブレイブロックは8点を失っている。30セクションで8点はたいしたものだけど、SSDTのトップクラスでは、このくらいの減点でひとつふたつ順位を落としてしまう結果になる。ただし、SSDTでは3位とか4位という表彰はない。優勝はベストパフォーマンスと呼ばれて、1等賞とはちょっと意味がちがう(実体は同じだけど、なんとなくニュアンスがちがうのだ)。2位はランナーアップと呼ばれる(ゴルフでも、こういう言い方をするみたい)。3位以降は、スペシャルファーストクラス、ファーストクラス、セカンドクラスとおおまかに区分けされる。区分けは完走者の何割までと決まっているのだけど、要するに5位でも8位でも、SSDTのリザルト的にはどちらもスペシャルファーストクラスでおんなじ、ということだ。クリーン、1点、2点、それ以上は何回足をついても3点というトライアルにはぴったりの順位表示かもしれない。
 6位以下は、サム・ハスラム(ジュニアクラスに参戦中)、リアン・ウォルカー(どんな人か謎)、グラハム・ジャーズ(元世界選手権トップランカー)、ギャリー・マクドナルド(スコットランド一のトライアルライダー)、ダン・ソープ(ドギーと同世代の二世トライアルライダー)、アレックス・ウイグ(ジュニアクラスのチャンピオン候補)、ベン・ヘミングウェイ(元ドギーのマインダー。世界選手権に参戦したこともあるし、デ・ナシオンのイギリス代表選手となったこともあり)、シャウン・モリス(ジュニアチャンピオン、世界選手権参戦中)、ジョー・ベーカー(謎)、サム・コナー(SSDT優勝経験あり、元世界選手権参加ライダー)、ジェイムス・ランプキン(元ドギーのマインダー。ドギーの従兄弟)と続き、これで16位。ジェイムス・ランプキンの減点がトータル55点だから、1日平均では10点に満たないことになる。そうそうたる面々だから当然かもしれないけど、それでも、みんなすごい。
 20位に、ジュニアクラスに参戦中のロス・ダンビー、24位にユースでチャンピオンを争うジャック・シャロナー(ニューカマーのトップ)、31位にハリー・ランプキン。ドギーの実弟だ。32位にやはりジュニアクラスに参戦中のジェイムス・フライ。てな感じで42人並んでいる1枚目のリザルトが終わった。
 2枚目になると、いきなり“謎”の人が増えてしまってもうしわけない。2枚目をすっ飛ばして、3枚目にいきます。3枚目は85位から。
 100位ちょうどに斎藤晶夫。この日の減点が35点で、トータル255点だった。まずまずの結果、というところだろうか。ニューカマーでは10位だった。どんな収穫を持って帰ってくるのか、本人の口から感想を聞くのが楽しみだ。
 102位にミケーレ・ボシ。ミケーレの順位は5日目と変わらない。最後に日本人にしてやられてしまいました。
 104位、女子1位はドンナ・フォックス。ずっと女子部門4位だったのに、最終日に大躍進。この日47点、トータル282点。フォックスに続く女子2位はイリス・クラマー。この日71点でトータル303点、113位だった。最初は女子トップだったのに、最後は女子3位に落ちついたのがエマ・ブリストウ。この日63点でトータル305点。115位。ニューカマーでは13位につけた。5日目まで女子トップだったマリア・コンウェイはこの日78点の減点を喫して307点、116位で女子4位に転落してしまった。女子1位から4位までが25点差だから、なんともし烈な争いだった。女子5位はケティ・サンターはこの日64点でトータル367点、148位。リザルトは4枚目だけど、この成績もたいしたもの。並の日本人だったら太刀打ちできない(杉谷は、確か勝てたことがない)。女子6位はレニソンで、562点、231位だった。
 我ら報道陣の星、ジェイク・ミラーは最終日61点、トータル312点で118位。女子4名にことごとくやられてしまった。本人を知っていれば、トライアルをぴょんぴょんやるような体形には見えないから、この結果はたいしたものと称賛すべきだろう。
 ご老体かつ非イギリス人のホープ(?)ボイタ・クレッカは556点で6枚目の真ん中。毎日100点前後でタイムオーバーなし。SSDTの4枚目から6枚目にかけての無名の人たちは、ほとんどみんな、こういう人たちだ。世界には、イギリスには、すごい人がいっぱいいる。
 7枚目には、いまや6人しか残っていない。そのうち4人が失格扱いだ。“生きている”のはふたり。きのう最下位だったアメリカ人のサロスは254位でブービー賞。サロスより10点減点が多かった猪倉誠治が255位で最下位となっているけど、よく見たら二人の減点は仲良く820点でいっしょ。ブービー賞とか最下位とかはSSDTにはないので、セカンドクラス賞ということになる。
 ということで、2008年SSDTは終了した。ドギー・ランプキン圧勝、さすがに強さを見せつけた。しかしドギーでもSSDTのオールクリーンはならずは、やっぱりSSDTといったところだろうか。
 今年もご愛読いただきありがとうございました。これで「SSDTのリザルトを眺めてご報告する自然山的レポート」は終了です。来年は、もっとたくさんの日本人の報告をしたいなぁ。

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