2023年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
  1. 2017お勉強会
  2. リザルト関東
  3. トライアル・デ・ナシオン
  4. イベント(大会)
  5. イベント(大会)
  6. イベント(大会)
  7. リザルト中国
  8. TRJ / MFJ
  9. イベント(大会)
  10. MFJトライアル
  11. リザルト関東
  12. イベント(大会)
  13. MFJ
  14. リザルト中国
  15. リザルト関東
  16. イベント(大会)
  17. イベント(大会)
  18. イベント(大会)
  19. イベント(大会)
  20. イベント(大会)
  21. リザルト中部
  22. 2017TDN
  23. トライアル・デ・ナシオン
  24. リザルト関東
  25. リザルト中国
  26. リザルト中国
  27. イベント(大会)
  28. イベントリザルト
  29. リザルト中国
  30. リザルト中国
  31. TRJ / MFJ
  32. イベント(その他)

世界のニュース

© トライアル自然山通信 All rights reserved.

世界の移籍、まだまだ



タデウス・ブラズシアク。06ベルギーにて

 ボウ、ファハルドと大物移籍が続いた世界のトライアルだが、まだこれで終わりではなかった。
 ポーランド人のタデウス・ブラズシアクがスコルパからベータに電撃移籍、さらにマルク・フレイシャがベータからスコルパに、ちょうど両者がスイッチするようなスタイルでの移籍が決定していた。


 このふたり、フレイシャは2005年までモンテッサチームに所属し、何回もの優勝を飾り、ランキング3位まで上り詰めたトップライダーだ。ブラズシアクの方は、最近成長著しいが、ただひとりのポーランド人ということで目に見えないハンディも大きかろう。ガスガスから一躍スコルパのナンバーワンライダーとなった2006年は、それでもランキング8位と、過去最高の成績を残している。
 フレイシャといえば、2006年シーズン当初、スコルパ2ストロークとともに世界選手権に登場したが、2戦を走ったところで突然のベータへの移籍を敢行した。マシンの仕上がり時期や体制面での不安が理由と伝えられたが、もともと2006年のフレイシャはスコルパともベータともメーカーとのダイレクトの契約ではなく、間にスペインのフェデレーションチームが入るという変則的なもの。ちょっと小振りなパワフルなスペイン人は、なぜか2006年になって急に、マシンに恵まれなくなってしまった。2005年に4ストロークモデルに乗り換えたモンテッサ三人衆のうち、ランキングを大きく落としてしまったのがフレイシャだった。藤波とランプキンはひとつずつランキングが下降したが、3番から6番にランキングを落としたフレイシャは、ちょっと下降しすぎだったという評価だったのかもしれない。



マルク・フレイシャ/Photo:Pep Segales

 一方、ランキング11位となったブラズシアクの方は、まだまだトップグループを狙えるところまでは至っていないが、成長が見込める若手ライダーだ。はるばるポーランドから出てきただけあって、人懐っこさも備えている。スコルパは、2005年シーズンにようやく大型トラックを導入して、本格的なファクトリー活動の準備を整えていた。これまでガスガスにいながら、ワークス活動の中枢からははずれていたブラズシアクが、本格的に主役になったのが、2006年シーズンだったのかもしれない。
 06シーズンは、参加者の減少という背景もあったかもしれないが、タデウスは大きな飛躍をした。3戦目からはフレイシャがベータに移籍してしまって、スコルパのパドックはブラズシアク専用となった。しかも夏からは、元世界チャンピオンマルク・コロメがスコルパ入りをしてきた。コロメは4ストロークマシンを仕上げるためにスコルパへやってきたが、同時にブラズシアクをよりトップクラスのライダーに押し上げるのも仕事。ハード面もソフト面も、ブラズシアクの周囲は整ってきた。
 そして2007年、ブラズシアクはインドア世界選手権の常連ワイルドカードライダーに選ばれた。トップ5人は完全なノミネートライダーで、常連のワイルドカード(ワイルドカードじゃないじゃないかというつっこみもあろうが)はファハルドとブラズシアクの二人。FIMの思惑では、トップ5人とはちがうマシンメーカーからひとりずつを選出したかったらしい。ふたりは、ベータとスコルパのトップライダーだったのだ。
 ところが年が明けて話が一転、ブラズシアクはスコルパからベータへの移籍となった。チームはトップ・トライアルチーム。去年、ジェイムス・ダビルが活躍したチームで、07年はマイケル・ブラウンが飛躍を狙っている。もともとこのチームはチェコのマルティン・クロウステックら、イタリア以外のライダーを多く受け入れているから、タデウスにも住み心地はいいのかもしれない。
 ともあれ、タデウスがベータに移り、そのトレードのようなかたちで、フレイシャがスコルパに再移籍した。同じようにスコルパ入りをしながら、06年シーズンは別々の道を歩んだ二人。07年シーズンは、それぞれにどんな運命が待ち受けているのだろうか。

関連記事

6/4全日本第3戦もてぎ大会

全日本選手権第3戦は世界選手権が開催されたばかりのモビリティリゾートもてぎでの開催。今週末の6月4日開催です。 (さらに&helli…

自然山通信5月号電子版できてます

たいへん遅くなりましたが、自然山通信5月号、電子版がご用意できました。 5月はゴールデンウィークなどありましたが(そのせいでこんなこと…

自然山通信5月号発売中

2023年自然山通信5月号の発売中!世界選手権も全日本シリーズもはじまり、もてぎの世界選手権日本大会「2023 Hertz FIMトライアル…

2023高田島庭先コンペティション

5月5日、高田島庭先コンペティションを開催しました。今回が4回目の開催になるみたいです。 1回目は伝説の大雨でした。1ラップ目で力尽き…

2023年全日本選手権独自集計ランキング

2023年全日本選手権ポイントランキングです。MFJ正式ではなく、自然山通信独自集計です。 各ラウンドの数字はポイントではなく順位です…

2023全日本選手権第2戦<リザルト>

2023全日本選手権第1戦熊本・山鹿大会リザルト ●2023年4月23日 ●熊本県山鹿市矢谷渓谷キャンプ場 天候:晴れ 観客…

4/23 全日本選手権第2戦熊本・山鹿大会

次の戦いは4月23日の九州だ。 4月2日、キョウセイドライバーランドで開幕した全日本選手権。3週間を置いて第2戦は九州熊本県山鹿市での…

【2023トライアルバイクテストデイ】いよいよ今週末!

【2023トライアルバイクテストデイ】今週末の開催です! 4月16日、関東トライアル場のメッカ、茨城県桜川市『真壁トライアルランド』で、【…

2017お勉強会

2023年高田島お勉強会

2010年から続けていて、まずまず好評をいただいたお勉強会・体験会のお知らせです。限定10名様。 福島県双葉郡川内村で…

電子版自然山通信2023年4月号

毎年春が早くなり、あったかくなって、温暖化が進んでいるのかなぁと思う今日この頃ですが、4月号電子版をご用意しました。 フューエルインジ…

ページ上部へ戻る