暑さ・台風・大雨なんかには負けないぞ。でもとりあえず大岩には登ってみたい。

全日本選手権リザルト , 近畿リザルト

全日本選手権第5戦CityTrialJapan大会結果

8月20日・21日全日本選手権第5戦はIASのみの開催で、CityTrialJapanとして、大阪府泉南りんくう公園で開催された。20日の土曜日は予選、21日日曜日に決勝が行われる。

セクションは全部で9つ。第1はダブルレーン形式となっていたが、競走の勝ち負けは関係なく、タイムのいい者から予選での遅いスタート順が与えられる。第2の逆走が第9というやり方で、全部で4ヶ所、8セクションによって予選、準決勝、決勝が競われた。

2022CTJスピードレーン

競技はバックあり、ループもOKと全日本選手権としては異例中の異例の特別ルール。

第2から第5、第6から第9までをわけ、それを2回、2ラップする予定だったが、競技時間が押して時間がなくなり、2ラップ目は第2と第8のみを使っておこなわれた。

セクション走破タイムは1分だが、1分では走りきれないと判断されたセクションは1分半となった。これも全日本選手権としては異例。なので、4セクションの持ち時間は5分。インドア世界選手権のXトライアルでは連続してトライする場合はセクション走破中以外でも時計は止まらないが、今回は時計は止まるので、水分補給などはできる。それ以外にトータル10分間のメカニックタイムが設けられていて、その時間を超えない限り、パドックに戻って整備することができた。第2セクションの飛び降りではスポーク折損が連発し、これも時間が押す要因となった。公式発表のリザルトには持ち時間に対する残り時間が記載されていたが、これをセクション走破タイムに換算して表示してある。

2022CTJ小川友幸

5点になった場合、セクションのどこまで走破したかにより、同点時の判断がされる。減点数の下の数字は、その通過ポイントで、通過ポイントが多いほど、同点の場合は上位となる。減点数で勝負がつく場合はもちろん減点数での勝負が優先される。

場内では5点のことをDNFという聞きなれない用語でアナウンスしていておおいに違和感があったが、場内に貼られていた結果には5点と表記されていた。この点も、全日本選手権としては異例。

予選の結果、10名は翌日の決勝に進出するが、土曜日の結果は決勝には反映されないので、10名については1日を費やしてスタート順を決めるための戦いを行った、ということになる。

日曜日は決勝のみで、土曜日を勝ち抜いた10名のみが走る。準決勝でさらに6名に絞られて、6名が決勝に進出して、最後の勝負となる。

いつもと異なるルールで、取材していてもよくわからないままだったので、結果表を作りながら、改めて勉強してみました。

●大会の流れ

1.予選のスタート順を決めるダブルレーンを二人1組でおこなう(ダブルレーンの勝敗にかかわらず、減点>タイム>走破通過ポイントによって結果が決まる)
2.6セクション2ラップを一人ずつ走破して上位10人を選出する。勝負は減点数の少ない者>クリーンの多い者>走破通過ポイントの多い者の順となる。時間が押したため、当初一人ずつトライの予定が、全員が3セクションを終えたところで二人ずつ交互に走ることになり、さらに2ラップ目は2セクション1回ずつで決着をつけることになった。土曜日はここまで。11位から16位のライダーはこの日の結果で順位が決まる。10位以上はこの日の結果をもって、日曜日のスタート順が決まる。土曜日の点数は日曜日にはクリアされる。
3.日曜日は準決勝から。3セクションを二人ずつ走り、これを2回、全部で6セクションで上位6人を選出する。7位から10位のライダーはこの準決勝の結果で順位が決定する。
4.決勝。準決勝のスコアはそのまま決勝に持ち越される。決勝は4セクション。準決勝4位と3位の選手がまず走り、次に2位と1位の選手が走り、勝敗を決する。
*今回はいろいろとルールが特別で、ループ、足つきバックも5点とならない。アンダーガード接地かつ停止状態でのエンジンストップは5点としないなどとなっている。
*セクションの持ち時間は、当初すべて1分だったが、オンタイムで走れる設定ではないのではないかということで、第2と第9は1分、第3、第4、第5、第6、第7、第8は1分半と設定された。
*タイムはセクションの走破タイムのみを集計している。連続して走ることが求められているが、セクションアウトしてからライダーの水分補給や若干の休憩は認められていた模様。
*メカニカルトラブル発生時には、1日に10分間のメカニカルタイムが認められた。スポークの折損など、特に予選ではメカニカルタイムが多用された。スペアマシンの仕様も認められていたが、スペアマシンに乗り換えたライダーはいなかったはず。

2022CTJ予選後の集合写真

●予選結果

順位 No. ライダー [1] 2 3 4 5 小計 タイム 6 7 8 9 タイム 2 8 タイム 合計
1 1 小川 友幸 7 0 0 0 0 0 3′ 38″ 0 0 0 0 0 3′ 47″ 0 0 0 1′ 47″ 0
0 0 0 0
2 5 柴田 暁 15 1 0 0 5 6 3′ 57″ 1 0 1 1 3 4′ 07″ 0 0 0 1′ 41″ 9
2 2 0 0 2
3 3 氏川 政哉 1 0 0 2 5 2 5′ 00″ 0 0 5 0 5 5′ 00″ 0 0 0 1′ 57″ 12
2 2 3 3 0 5
4 4 野崎 史高 2 0 5 1 5 11 4′ 50″ 1 1 0 1 3 5′ 00″ 0 0 0 2′ 04″ 14
3 2 5 0 0 5
5 2 黒山 健一 3 5 0 2 0 7 4′ 10″ 3 0 0 1 4 4′ 12″ 5 0 5 1′ 19″ 16
1 1 0 1 1 2
6 11 廣畑 伸哉 4 5 0 5 5 15 3′ 01″ 5 1 0 1 7 5′ 00″ 0 5 5 1′ 00″ 27
1 2 1 4 2 2 1 1 7
7 7 久岡 孝二 8 1 5 5 5 16 2′ 59″ 5 5 0 5 15 3′ 05″ 0 0 0 2′ 12″ 31
1 1 2 4 2 0 0 2 0 6
8 9 武井 誠也 9 2 5 5 5 17 3′ 36″ 5 5 3 5 18 4′ 17″ 3 0 3 1′ 12″ 38
0 3 2 5 2 3 1 6 0 11
9 8 吉良 祐哉 14 3 5 5 5 18 2′ 26″ 5 5 1 1 12 3′ 44″ 5 5 10 0′ 31″ 40
4 3 0 7 1 2 3 0 2 2 12
10 15 野本 佳章 11 3 5 5 5 18 2′ 40″ 3 5 5 5 18 2′ 28″ 1 3 4 1′ 58″ 40
1 2 2 5 3 1 0 4 0 9
以上10名が日曜日の決勝に進出
以下6名は土曜日の結果で順位決定
11 10 藤原 慎也 5 5 3 5 5 18 4′ 09″ 5 3 5 5 18 2′ 24″ 1 5 6 1′ 46″ 42
1 3 1 5 0 1 2 3 2 2 10
12 13 岡村 将敏 6 3 5 5 5 18 2′ 54″ 5 3 5 5 18 5′ 00″ 1 5 6 2′ 05″ 42
0 1 2 3 2 1 0 3 3 3 9
13 14 平田 貴裕 13 3 5 5 5 18 3′ 56″ 5 5 5 5 20 5′ 00″ 3 5 8 2′ 30″ 46
3 2 1 6 2 2 3 2 9 3 3 18
14 12 磯谷 玲 10 2 5 5 5 17 3′ 03″ 5 5 5 5 20 4′ 00″ 5 5 10 1′ 19″ 47
2 1 0 3 1 1 3 1 6 1 2 3 12
15 18 磯谷 郁 16 5 5 5 5 20 3′ 27″ 5 5 5 5 20 3′ 12″ 3 5 8 2′ 30″ 48
1 1 2 0 4 1 0 1 0 2 3 3 9
16 20 濵邉 伶 12 5 5 5 5 20 4′ 15″ 5 5 5 5 20 2′ 37″ 5 5 10 1′ 18″ 50
2 1 1 2 6 1 1 1 1 4 2 1 3 13
以下2名は不参加
DNS 16 平田 雅裕 DNS
DNS 19 加賀 国光 DNS

●準決勝結果

順位 No. ライダー 2 4 5 Cl 通過 Time 6 7 9 Cl 通過 Time 減点 Cl 通過 Time
1 2 黒山 健一 2 5 3 10 0 1 2′ 44″ 0 0 0 0 3 1 3′ 06″ 10 3 1 5′ 50″
1
2 4 野崎 史高 0 5 5 10 1 4 2′ 07″ 0 0 1 1 2 3 3′ 02″ 11 3 3 5′ 09″
2 1
3 3 氏川 政哉 0 5 2 7 1 4 3′ 32″ 0 0 5 5 2 2 3′ 10″ 12 3 5 6′ 42″
3 2
4 5 柴田 暁 0 1 5 6 1 3 3′ 17″ 1 0 5 6 1 1 2′ 31″ 12 2 3 5′ 48″
2 1
5 11 廣畑 伸哉 0 5 3 8 1 3 2′ 53″ 1 0 5 6 1 1 3′ 14″ 14 2 3 6′ 07″
2 1
6 1 小川 友幸 5 1 0 6 1 3 2′ 56″ 5 5 5 15 0 3 1′ 27″ 21 1 5 4′ 23″
2 0 2 1
7 7 久岡 孝二 5 5 3 13 0 5 3′ 16″ 5 1 5 11 0 3 3′ 20″ 27 8 6′ 36″
2 3 2 1
8 9 武井 誠也 5 5 5 15 0 6 3′ 33″ 3 5 5 13 0 1 2′ 22″ 32 7 5′ 55″
1 3 2 0 1
9 15 野本 佳章 5 5 5 15 0 4 1′ 39″ 5 3 5 13 0 1 1′ 34″ 30 5 3′ 13″
2 1 1 0 1
10 8 吉良 祐哉 5 5 5 15 0 4 2′ 30″ リタイヤ
0 3 1

●決勝(準決勝含む)結果

順位 No. ライダー 準決勝 決勝 総減点 Cl 通過 Time
減点 Cl 通過 Time 4 5 6 7 Cl 通過 Time
1 2 黒山 健一 10 3 1 5′ 50″ 5 0 1 0 6 2 3 5′ 16″ 16 5 4 10′ 06″
3
2 4 野崎 史高 11 3 3 5′ 09″ 10 2 3 0 5 1 0 3′ 52″ 21 5 6 9′ 11″
3 0
3 3 氏川 政哉 12 3 5 6′ 42″ 10 2 3 0 5 1 0 3′ 36″ 22 5 8 10′ 18″
3 0
4 5 柴田 暁 12 2 3 5′ 48″ 12 1 4 0 2 1 0 3′ 25″ 24 3 7 9′ 13″
3 1
5 1 小川 友幸 21 1 5 4′ 23″ 0 5 0 0 5 3 2 3′ 54″ 26 4 7 8′ 17″
2
6 11 廣畑 伸哉 14 2 3 6′ 07″ 5 5 5 0 15 1 4 4′ 46″ 29 3 7 10′ 53″
3 1 0

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