2月だけど、雪の感じは春の雪。すぐあったかくなる?

バックできるトライアルGPに!

ビッグニュース。

2013年から、マシンが止まったら減点5というノーストップルールが採用されている。当初は確か3年間の試験運用などと言っていた気がするが、気がついてみたら11年間も運用が続いていた。それが2024年からは、止まってもよし、バックしてもよし、というルールに変わるのだという。詳細レギュレーションについては近日発表ということだが、このルールが採用になってから、ずっともやもやしていたことが、ようやくクリアになった感じだ。

ノーストップ採用の裏には、高度になりすぎたセクション設定が、トライアルGPを世界の頂点の一握りのものとしてしまい、参加者減少、ひいてはトライアル普及のさまたげになるのではという懸念があった。セクションの過激化が参加を躊躇させるのは明らかだが、草大会ならともかく(最近は全日本でもそういう傾向があるけれど)トライアルGPでセクションを平易にしたら勝負にならなくなるので、FIMも苦しい選択を迫られ続けている。

最も大きな弊害は、トライアルが地形との勝負というより、オブザーバーの感覚との勝負に移行してしまったことではないだろうか。このセクションのオブザーバーはコンマ3秒止まると5点になったが、こっちのセクションでは2秒止まれるなど、オブザーバーにもそれぞれのモノサシがあるから、程度の差こそあれ、この問題は解決がみにくい(この問題とライダーによって採点基準がぶれるのとは話が別)。停止とバックがOKとなったことで、オブザーバーは足つきや転倒(と時間)のみ注視していればよくなって、採点についてはずいぶんクリアになるはずだ(と期待する)。

ライダーにとっても、自分の持てる技量をフルに発揮するためには、ストップルールの方がよい。ルール変更のリリースでも、ライダーの技術を思う存分堪能してもらうため、そしてライダーの技術向上のため歓迎処置との旨が紹介されている。一部の人からは11年間ずっとつっこまれ続けてきたことだけど、ようやくFIMがそこを認めて、一転ストップルール万歳になっているのがすごい。

見る側としては、FIMが言うようにライダーの持てる技術を存分に堪能できるから、手放しで歓迎となるだろう。もともとノーストップ採用の大義名分となった参加者増や安全性、トライアル普及についてはストップルール下でどうなっていくのかが気になるところ。またストップルール化にともなって復活するセクションでの時間制限が、安全かつ正確に運用されることも課題にはなる。

トライアルGPの最新情報は、トライアルGPサイトでどうぞ => https://trialgp.com/

規則変更の記事はこちら => https://trialgp.com/major-change-to-fim-trialgp-regulations/

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