
SSDTが始まった。5月7日が1日目。以後、12日まで過酷なトライアルが続く。
近年、SSDTのニュースは公式サイトhttp://www.ssdt.org/に詳しい。サイトの主筆はFIMの世界選手権トライアルの報道官も務めているジェイク・ミラーだから情報はピカイチ。ちょっと文才がありすぎるので英語はむずかしいけど、適当に読み飛ばしながらスコットランドの雰囲気をつかんでみてください。
今年は4人の日本人ライダーが挑戦している。
エントリーリストはこちら。
日本の4人は、ひとりは和歌山県の辻正義さん。もう何回も出場しているSSDTフリークだけど、お年がお年なのでさぞたいへんかと思われる。辻さんのゼッケンは109番。
あとの3人は愛知県のチーム・タンデムのみなさん。こちらはまったく素人さんたちで、さぞ壮絶な体験をされることと思う。SSDTは聞いてたいへん、見てみてたいへん、しかし走ってみるとその何百倍もたいへん、というところだから、ぜひ御3人にはがんばっていただきたいと思います。
チーム・タンデムは、スポンサーシップという、これまでの日本人が経験したことがない枠を使ってのエントリー。いわばワークスチームが参加するように、よけいにお金を払って参加枠を確保するというもので、書類選考で落とされて涙をのむということがない(自然山通信の杉谷は、一度それを経験している)。そういった新しいシステムへの挑戦を含めて、この3人には注目だ。
チームの大将の杉浦勝好さんが204番、井之前さんが107番、伊藤さんが205番となっている。日本人4人が100番ちがいでふたつに分かれているが、スタートした途端にひとりずつばらばらになるのがSSDTだから(誰かといっしょに走っていては、とても時間に間に合わない)、スタート順はあまり関係がない。
日本人以外の有名どころとしては、世界選手権に出ているイギリス人ライダー、マイケル・ブラウン、ジャック・チャロナー、ジェイムス・ダビル(2007・2011年優勝)、アレックス・ウイグ(2010年優勝)、そして先般世界選手権からの引退を宣言したドギー・ランプキンもSSDTには名前を連ねている。ランプキンはSSDTでは5回の優勝経験の持ち主だ。
ランプキン家からはジェイムスとハリーもエントリー。ジェイムスはドギーのいとこでハリーは弟になる。チーム・タンデムのマシンのお世話をしてくれているジョン・ランプキンもドギーのいとこで、ジョンのお父さんがアーサー、ジェイムスのお父さんがアラン、ドギーたちのお父さんがマーチン。3人ともイギリスオフロード界のビッグネームだけど、マーチンだけがSSDT勝利経験がない。しかしマーチンは初めてのトライアル世界選手権の覇者となっている。毎年この季節にはランプキン家の家系を説明していてしつこいですが、SSDTとイギリストライアル事情のいろはだから、今一度おさらいです。
その他、1981年世界チャンピオン、ジル・ブルガ(フランス)などのビッグネームの参加もあるのですが、このへんは、おいおいご報告させていただきます。